越後製菓の切り餅、なぜきれいに焼ける? 公式ホームページの情報に「だからか」「納得です」

「お餅をきれいに焼きたいのに不格好になってしまう」という経験のある人もいるでしょう。せっかくなら絵に描いたようにきれいな形に焼き上げたいですよね。お餅をきれいに膨らませる裏技を紹介します。
「お餅」はお正月の定番メニューの1つといえます。いろんな食べ方がありますが、焼き餅にしていただくご家庭も多いでしょう。
醤油をかけて磯辺焼き、海苔を巻いて海苔巻き、きな粉をかけてきな粉餅、あんこをのせてあんこ餅など、焼き餅はしょっぱい系も甘い系も楽しめます。
切り餅を焼く時にオーブントースターを使う人も多いと思いでしょう。しかし、オーブントースターで焼くと、横や下からビヨーンと膨らんで不格好になってしまうことがあります。
お餅をぷっくりときれいな形に焼くにはどうしたらいいのでしょうか。それを教えてくれるのは、米を原料とした食品の製造販売を行っている越後製菓株式会社の公式ホームページです。
越後製菓の切り餅には、「ふっくらカット」と呼ばれる切り込みを入れています。これが、オーブントースターで美しく焼き上げる秘密のようです。
越後製菓の「越後生一番」や「まるでつきたて餅」では、お餅の側面に深さ約5㎜の切り込みを入れています。これが越後製菓のこだわり「ふっくらカット」。オーブントースターで焼くと、この切り込みからお餅がきれいに膨らんで、しっとり香ばしく焼き上がります。
越後製菓株式会社 ーより引用
お餅は焼くことで中に含まれる水分が水蒸気に変わります。水蒸気は水分よりも体積が大きいため、膨張した水蒸気がお餅の内側から押し上げていきどんどん膨らむのです。
切り込みがないと水蒸気の圧力によってお餅の側面から吹き出してしまいます。そのため、切り込みを入れて力の逃げ道を作っているのです。
越後製菓の切り餅は側面に切り込みが入っているので、上下にきれいに膨らみます。オーブントースターの天板や網に引っ付かずに美しい焼き目も付きます。
紹介した越後製菓の切り餅のように、市販されている切り餅には切り込みが入っているものが増えています。ただ、切り込みが入っていないものも多いので、きれいに膨らませるために焼く前に切り込みを入れておきましょう。
[文・構成/grape編集部]