気温が低くなると凍ってしまいがちな、車のフロントガラス。
車通勤の人はいつもより早くエンジンをかけなくてはならないのは、冬のあるあるでしょう。
筆者は家を出る時間までに氷が溶けるようエンジンをかけて暖房を入れていますが、暖まるまでに10分ほどかかっていました。
そこで、簡単にフロントガラスの凍結を解消できる方法を検証してみました。
検証する方法は、以下の3通りです。
1.袋に入れた水を当てる。
2.袋に入れたぬるま湯を当てる。
3.アルコールで拭く。
※どの検証も車内の暖房は入れた状態で検証。
まず注意点として「早く凍っているフロントガラスを溶かしたい」という思いから、直接熱湯をかけるのはNG!
ガラスは温度差に弱いという性質を持っています。そのため、熱湯をかけると外側のフロントガラスのみが急激な温度上昇で膨張してヒビが入ってしまうことがあるとか。
どんなに急いでいても、バリバリに凍ったフロントガラスには、絶対に熱湯を直接かけないでくださいね。
下準備として車のエンジンを付けて、暖房の温度と風量をMAXに。そしてフロントガラスだけに風がいくようセットしておきます。
まず、袋に入れた水から試してみましょう。
試したところ、やはり水では、一度こすっただけでは溶かせる気配がありません。検証時刻は午前8時を回っていますが、ここまで溶けにくいとは恐るべし冬の寒さ…。
それでは、袋に入れたぬるま湯ではどうでしょうか。筆者的に最速候補と期待する方法ですが…。
水に比べ、滑らかに袋が滑っていきました!完全に氷が溶けていくので、再凍結の心配はなさそうです。
最後に、アルコールで拭く方法を試してみます。今回は『カビキラー』シリーズの食卓用アルコール除菌と、マイクロファイバークロスを使いました。
アルコールを4~5プッシュしてクロスに付け、凍っている箇所を拭いてみましょう。
拭き取った箇所を見ると…しっかり溶けているではありませんか!
拭く手間も考えると、筆者としてはぬるま湯がベストでしたが、水道が凍る地域もあるためアルコールで拭く方法も知っておいて損はないでしょう。
ちなみに、何もしていない部分は4分が経過しようとしても、まったく氷が溶けていませんでした。
急いでフロントガラスの凍結をどうにかしたい人は、本記事の検証結果を参考に試してみてくださいね。
[文/キジカク・構成/grape編集部]