「癒し合っているんだね」 大ケガをした子犬が抱きしめているのは…?

2023年11月、アメリカのケンタッキー州にある動物保護施設『ケンタッキー・ヒューメイン・ソサエティ』にケガをした子犬が運び込まれました。
クイルくんと名付けられた生後3か月ほどの子犬は、ほかの犬に襲われて、下アゴを骨折する大ケガを負っていたのです。
口をまともに閉じることもできない状態でひどい痛みに耐えていたと思われ、医師たちはすぐに鎮痛剤と抗生物質を投与。
一時的にアゴの骨を固定する緊急手術をしたものの、予断を許さない状況だったといいます。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
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数日後、クイルくんのアゴの骨の一部が感染し、マヒしていることが判明。
壊死した骨を取り除く手術を行い、クイルくんはやっと口を閉じて食べることができるようになりました。
クイルくんの回復を信じて、医師たちが治療を続ける中、クイルくん自身も決して生きることを諦めていなかったといいます。
そんなクイルくんが徐々に回復している時期に、『ケンタッキー・ヒューメイン・ソサエティ』に1匹の子猫が預けられました。
生後2か月のフリッターくんという子猫は右目に大ケガをしていて、すぐに摘出が必要な状態だったそう。
こうして右目を失ったフリッターくんは、病棟でクイルくんを見つけると、近付いて寄り添い始めたのです。
2匹はまるで「前世でお互いを知っていたかのようだった」といいます。
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その後もクイルくんとフリッターくんは、お互いの食べ物を分け合おうとするほど仲よく過ごしていたのだとか。
2匹の様子を紹介した投稿には「世界一かわいいペア」「傷と心を癒し合っているんだね」などの声が上がりました。
こうして2匹は常に寄り添いながら、ともに順調に回復していきます。
そしてクイルくんが保護されてから約1か月後、最高のニュースが飛び込んできました。
なんとクイルくんとフリッターくんを一緒に引き取ってくれる里親が決まったのです!
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命にかかわるほどの大ケガを負ったクイルくんとフリッターくんは、「一緒に頑張ろうね」とお互いに励まし合っていたのかもしれません。
2匹の世話をしていた仮里親が、そんな2匹の仲むつまじい様子を見て惚れ込み、家族にすることを決めたそうです。
つらい経験をともに乗り越えた子犬と子猫の物語は、最高のハッピーエンドとなりました!
[文・構成/grape編集部]