閉店決めたスーパーも… 能登半島地震から3週間 復旧作業・被害調査急ピッチ【新潟市】

能登半島地震から1月22日で3週間です。液状化の被害の大きかった新潟市では22日も復旧作業と被害調査が急ピッチで行われています。一方、被害を受けて閉店を決めた店もあります。

【桶屋美圭アナウンサー】
「能登半島地震発生から3週間が経ちました。特に被害の大きかった新潟市西区善久地区では復旧作業が進んでいます」

22日朝も復旧作業をする業者の姿や被害調査を進める市の職員の姿などが多く見られた新潟市西区。

【住民】
「すごく早く道路とか補修されている。早いなと思った」

【住民】
「けっこう市からお話があったりして、一生懸命なのでは。十分やってくれていると思う」

住民からは業者やボランティアなどの懸命な作業に感謝する声が多く聞かれた一方で…

【住民】
「一生懸命、頑張ってもらっているんだけど。床下を開けて見てもらわないと、液状化の泥がたまっているかもしれない。調査が入った上で判定が出て、その結果でないと業者に相談もできない」

迅速な建物被害調査の実施を望む声も。さらに液状化の被害は住宅以外にも及んでいます。

【桶屋美圭アナウンサー】
「新潟市西区のスーパー。入り口には閉店を知らせる貼り紙が張られています」

新潟市西区のスーパー、リオンドール寺尾東店は地震で建物が傾き、修復には多額の費用がかかることから1月31日での閉店を決定。

現在も閉店に向けた作業のため営業を休止していますが、それを知らずに訪れ、引き返していく地域住民の姿も。

【住民】
Q.閉店は知っていた?
「きょう初めて知った。できたばっかりだったが、今までこういう状況はないので…」

また、向かいにある坂井輪郵便局の局舎も地震の被害を受け業務を休止していて、いまだ被害の爪痕は色濃く残っています。

新潟市は24日から被災相談窓口を開設し、対応にあたる方針です。