「触っちゃダメ!」 注意喚起に「子供がいるから心配」「これは怖い」

好奇心が強い子供は、見たことのない珍しいものを見ると近付いてしまったり、触ってしまったりするもの。
観察するだけならいいのですが、最悪の場合は口にしたりしてしまうこともあるため、保護者はハラハラさせられてしまいます。
今回は、幼い子供を育てる人にも知ってほしい内容を紹介します。
春ごろから秋ごろにかけて、X(旧Twitter)では、あるものを「絶対に触らないで!」という注意喚起がたびたび話題になります。
まずは、こちらの写真をご覧ください。
※写真はイメージ
ピンク色のつぶつぶが集まったように見える、謎の物体。色が特徴的なため、目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
この物体の正体は、ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)と呼ばれる大型巻貝の卵。
人によっては「フルーツみたい」「かわいい色」と感じるため、知識のない子供は触ってしまう可能性も高いといえます。
ですが、ジャンボタニシの卵の内部には、天敵から身を守るための毒性があるため、素手で触るととても危険なのです!
1980年代に食用として輸入されたものの、野生化。その後、増殖したことで水稲栽培への食害を引き起こし、問題視されているジャンボタニシ。
4~10月に卵を植え付ける習性を持っており、先述したように卵にはPV2という神経毒が含まれるほか、寄生虫が潜んでいる可能性も。
ジャンボタニシの卵の危険性については、各自治体もウェブサイトで注意喚起をしていますが、まだ知らない人は少なくないようです。
ネットでは、注意喚起が広まるたびに、多くの人から驚きの声が上がっています。
・知らなかった!子供の頃に、傘の先っぽでつついていたなあ。
・うわあ、これは子供がいかにも触りそう…。散歩中の犬も気を付けたほうがいいね。
・そんなに危険なものだったのか…早速、子供に教える。
稲作をしている人や、自然豊かな地域に住む人にとっては常識でも、実は世間になかなか広まらないジャンボタニシの卵の危険性。
もし誤って触ってしまった場合は、速やかに手を洗いましょう。痛みやしびれなどの症状が出た場合は、病院の受診をお勧めします。
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[文・構成/grape編集部]