宝くじで5億円当てた男が借金生活へ転落 10年で散財し現在はパブに寝泊まり

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宝くじで人生を変えるほどの大当たりを引き当てたイギリス人の男性が、当選金をすべて使い果たし、たった400ポンド(7万5000円)の借金をめぐって裁判するほどに転落。
大金を手にした男性のその後の人生を『The Sun』や『Dailystar』が伝えている。

マイク・アントヌッチさんは、1995年に宝くじで280万ポンド(約5億2,000万円)もの多額の当選金を手にした。
「これで一生安泰だ」と思ったアントヌッチさんは仕事を辞め、高級車やヨットを購入。旅に明け暮れ、パブ、ナイトクラブ、マッサージパーラーを開業した。
さらに20万ポンド(約3,700万円)のスピードボートや、25万ポンド(約4,700万円)のアパートなども次々と購入し浪費に走ったという。

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アントヌッチさんの浪費のなかには、モデルのケリー・アーキンスさんとの短い結婚生活も含まれる。
バハマで1万ポンド(約190万円)の豪華な結婚式を挙げ、アーキンスさんの豊胸手術のために4,500ポンド(約84万円)を支払った。
しかし結婚生活はわずか3ヶ月で終わり、事業もすべて失敗。苦し紛れでポップ・バンドを結成しようとしたが、これもうまくいかなかった。
アントヌッチさんは現在、残った数少ない事業であるデヴォン州プリマスで経営していたパブの一室で寝泊まりし、家具の輸出業を営みながら細々と暮らしているそうだ。華やかな生活は、わずか10年間だけだった。

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次にアントヌッチさんが注目されたのは、宝くじ当選から約14年後の2009年。借金が原因で男性に暴行を加えた罪で、裁判所に出廷した時だった。
かつて5億円の賞金を手にしたアントヌッチさんは、わずか400ポンド(7万5,000円)の借金をめぐる争いで法廷に立つことになり、有罪判決で720ポンド(13万5,000円)の罰金を科された。
アントヌッチさんにとっては、宝くじはあまり幸せを呼び込むものではなかったようだ。4度も高額当選した経験があるマイク・ルチアーノさんという人物は、「宝くじを当てると、自分の浪費癖をコントロールすることが難しくなる。思っているほど大金ではなく、あっという間になくなってしまうんだ」と、大金を手にしたあとに自制心を持つことの難しさを明かしている。