マッチングアプリで二股かけられた男が有罪に 女性を拷問しライバル男性を殺害

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アメリカの裁判所が、女性を監禁して暴行したうえ、ライバル男性を殺害したとして起訴されていた男に対し、禁錮刑71年の有罪判決を言い渡した。『ABC 10 News』『Law and Crime』などが伝えている。

2021年夏、カリフォルニア州在住の男(31)が、マッチングアプリである女性(当時29)と出会った。2人は交際していたとみられるが、詳細は報じられていない。
そして同年7月下旬、女性が同じマッチングアプリで出会った別の男性(48)とも交際している事実を知った男は、それを「浮気」ととらえて嫉妬と怒りに駆られ、女性を自宅アパートに監禁したという。

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男は「浮気相手」の男性の詳細を聞き出そうと、女性を拷問。ロープで縛り付けたうえ、女性の背中に刃物で「鍵十字マーク」を刻み付けるなどした。なお、女性のルーツはユダヤ系だと伝えられている。
こうして女性から男性が住むアパートの住所を聞き出した男は、玄関付近で待ち伏せをすることに。そして夜中に男性が帰宅すると、室内まで追いかけ、持っていた銃で男性を撃った。
事件の翌日に帰宅したルームメイトが、室内で倒れている男性を発見。救急車が呼ばれるも、その場で死亡が確認された。

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その後、警察は殺人事件として捜査を開始し、すぐに男を容疑者としてマークした。男は女性に対する監禁および暴行容疑ですでに逮捕されており、3人の関係は知られていたからだ。
捜査関係者が男性宅付近の監視カメラを確認したところ、事件発生時刻の前後に男が男性宅に出入りする姿が映っていた。これが証拠となり、殺人の疑いで男が再逮捕。男は容疑を否認しており、男性を撃ったのは「正当防衛」と主張している。

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複数回の審理が行われ、2023年12月19日に開かれた裁判では、殺人罪などで禁固刑71年の有罪判決が男に言い渡された。男の年齢からすると、残りの人生を刑務所で過ごすことになりそうだ。
担当の検察官は、「本日(の判決で)、犠牲者の男性および遺族の方には正義が果たされました」「被告は人命を軽視し、社会の脅威となる人物です。彼のような人物を社会から排除することが、犠牲者を増やさない唯一の方法です」と各社取材に答えている。