新潟県上越市の水族博物館うみがたりで、節分らしい特別展示が行われています。
【松尾和泉アナウンサー】
「こちらの水槽に浮かんでいるのは、節分に欠かせない恵方巻です。中を見てみると、アナゴがぎっしり詰まっています。すし詰め状態です」
お目見えしていたのは、つぶらな瞳がかわいらしい“マアナゴ”の恵方巻水槽です。
漁で使われる約40cmの“アナゴ筒”に黒い遮光ネットを巻いてのり巻きを表現。ごはんの部分には白い砂が使われています。
【訪れた子ども】
「おもしろい!手巻き寿司になっている」
【訪れた人】
「おもしろい。ちょうど、ぎゅうぎゅうになっているところが具だくさんな感じでいい」
細長い姿から長寿を意味し、縁起のいい食材として恵方巻の具材としてもよく使われるアナゴ。
でも、うみがたりでは暗くて狭い場所を好む習性を利用して、生きたまま恵方巻に!
ふだんは筒をピラミッド状に積み上げて展示し、来場者の関心を集めているといいますが、今回の展示でさらなる人気獲得を目指します。
【うみがたり飼育スタッフ 杉山けい さん】
「夜行性であったり、じっとして動かない生き物たちはなかなか水槽の前で立ち止まってもらえないことが多いので、季節のイベントを通してマアナゴの魅力を知っていただきたいなと思って展示をした」
果たして不動の人気を誇るイルカやペンギンと肩を並べることはできるのか…2月2日はさっそく親子連れが水槽の前で足を止めていました。
【訪れた人】
「ふだんあまり気にしていなかったが、お寿司になっていると気になる」
さらに元々、マアナゴが好きだというこちらの親子はいつもと違う姿を楽しんでいました。
【訪れた子ども】
「(アナゴの好きなところは)長いところ」
【訪れた人】
「おもしろいし、季節とか行事を感じられるのでいいと思う」
【うみがたり飼育スタッフ 杉山けい さん】
「偶然、この水槽が今年の恵方巻を食べる方角、東北東を向いている。ぜひそちらも合わせて見ていただきながら、おうちに帰ってアナゴと同じ方向を向いて食べてみようと思ってもらえれば」
マアナゴの恵方巻水槽は、うみがたりで2月4日まで楽しむことができます。