同居する嫁の暴言に苦しんでいた姑が凶行 「殺してみろ」と煽られ刺殺か

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嫁と相性が悪く、毎日罵られていたという姑。必死に耐えた末に凶行に及び逮捕されるまでの経緯を、タイのメディア『Thaiger』などが伝えている。

5日午後、タイ・パトゥムターニー県にある5階建てアパートの一室で事件が発生した。住人らから通報を受けて駆けつけた警察官らは、血まみれで倒れている女性(30)の遺体を発見。左胸のあたりを包丁で刺されていることを確認した。
現場にいた夫と姑(54)は女性を病院に連れて行こうと考えはしたが、搬送手段がなく断念。そこで警察に通報し、警察官らの到着を待っていたなどと語った。

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警察に事情を聞かれた姑は「私が刺しました」と話し、女性とは日頃から仲が悪かったと明かした。女性は姑を嫌い、毎日のように暴言を連発。事件直前には姑を蔑称で呼び、「私を殺しなさいよ」などと煽ったのだという。
逆上して女性を刺した直後、姑は女性の夫である息子にすべてを報告。警察にも速やかに通報したが、比較的冷静だったようで、凶器として用いた包丁の血もきれいに拭いてあったという。

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事件現場となったアパートの管理人も、姑と女性の関係が悪いことは知っていたらしく、「ふたりはしょっちゅう喧嘩していました」と証言している。
また同居する家族のうち働いていたのは女性だけで、夫のほうは無職だったとも話している。そのため経済的に豊かではなかったようで、家賃の支払いが遅れることもよくあったそうだ。
警察は姑と夫の身柄を確保し、ふたりから詳しい事情を聴いている。女性の家族が嫁姑問題について知っていたのかなど、詳細は分かっていない。

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姑が嫁を殺害する事件は、過去にも起きている。2023年6月には、インドのウッタル・プラデーシュ州で暮らす女が、家事にまるで興味を示さない嫁(24)に激怒。自宅に置いてあった銃で射殺し、強盗殺人事件が発生したと見せかけようとした。
その後、慎重に捜査を進めた警察は、女とその夫、そして息子の計3名を逮捕。女は「私が殺しました」と認め、「嫁が寝ているあいだに撃った」「嫁の暮らしぶりが気に入らなかった」などと話している。