米有名企業CEOがイベントで事故死 巨大映画スタジオに招待した従業員700名の前で…

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販売施策管理を最適化するソリューション。その世界のパイオニア的存在といわれてきたアメリカの企業の最高経営責任者が、イベント中に転落事故で急死していたことがわかった。インドのメディア『NDTV』や『India Today』などが報じている。

不慮の転落事故死が伝えられたのは、アメリカのVISTEX社の最高経営責任者(CEO)であるサンジェイ・シャー氏(56)。シャー氏はラジュ・ダトラ社長(52)とともに、事故当時は祖国のインドにいた。
ハイデラバードにある世界最大の映画スタジオ「ラモジ・フィルム・シティ」で、同社の創立25周年記念を祝うイベントが18日から2日間にわたり開催され、両氏も家族とともに出席していたのだ。

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そのイベントで、両氏は音楽が鳴り響くなかゴンドラに乗り、25 フィート(7.62メートル)の高さに吊り上げられた。
すぐ目の前では炎を噴き上げるフレーム演出が続くなか、ゴンドラを吊っていたワイヤーの片側が切れ、両氏は真っ逆さまに振り落とされる形で転落してしまった。
現地メディアは、事故の様子を映像で公開している。

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両氏はただちに病院に搬送されたが、シャー氏は治療中の19日に死亡。頭部に負傷を負ったダトラ社長の容体も、深刻だと伝えられている。
警察は、切れたワイヤーの太さが6ミリで、ゴンドラの造りそのものが杜撰であったこと、ステージの床がコンクリート製であったことなどを公表した。
ラモジ・フィルム・シティのイベント管理当局に聞き取りを行いながら、事故の原因について詳しい調査を続けていく模様だ。

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シャー氏はインド・ムンバイの出身。VISTEXは創業25周年のシルバージュビリーの年で、イベントには従業員 700 名を招待しており、彼らに向かってMCが「両氏に盛大な拍手を!」と大声で呼びかけたところで、事故は起きた。
同社はアメリカのシカゴに本拠を置き、従業員数は2,000人以上。北米と南米、ヨーロッパ、中東に20もの支社を展開し、アジアではシンガポールや東京に支社を構えている。