花粉飛散 3日もわずかに飛ぶ あらかじめ対策をしてお出かけを

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本格的な花粉飛散の前に、既に九州から関東にかけて、わずかながら花粉が飛び始めています。あらかじめ対策をしてお出かけください。
飛散開始前でもわずかに花粉は飛んでいます
本格的な花粉飛散を前に、今日3日も九州から関東にかけて、わずかながら花粉が飛ぶでしょう。「花粉の飛散開始日」とは、1月以降、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日連続して観測した最初の日を、その観測地点の「花粉の飛散開始日」としています。そのため、「花粉の飛散開始日」よりも前でも、気温の高い日などは、1平方センチメートルあたり1個未満という少量の花粉が飛び始めていることもあります。
少しの花粉でも対策を 外出時にオススメの花粉対策

「花粉の飛散開始日」前だから、と油断しないで、早めに対策を心がけることが大切です。敏感な方は、わずかな花粉でも、症状がでることがあります。花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。① メガネメガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。② マスク感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。③ 衣類の工夫一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。
今年の花粉は多い?

今シーズン(2024年春)のスギ・ヒノキ、北海道はシラカバ花粉の飛散量は、例年(過去10年の平均)に比べると、九州から東北南部にかけては、「例年並み」か「例年よりやや多い」でしょう。東北北部は「多い」、北海道は「非常に多い」予想となっています。今シーズンも油断なさらずに、万全の対策をして、お過ごしください。