5日~6日 南岸低気圧で関東も広く雪や雨 東京23区でも 交通機関への影響に注意

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5日から6日にかけて、南岸低気圧の影響で、関東も広い範囲で雪や雨に。山沿いを中心に東京23区など平地でも雪の可能性があります。5日のお帰りの時間帯や6日の朝の通勤、通学の時間帯には、交通機関に影響が出る可能性がありますので、早めに対策をしておくようにしてください。
「南岸低気圧」の動きに注意

明日4日以降、本州の南岸を進む低気圧、いわゆる「南岸低気圧」の動きに注意が必要です。4日は前線を伴った低気圧が四国の南を東に進むでしょう。その後、週明け5日から6日にかけて、別の低気圧が発達しながら本州の南岸から日本の東へ進む見込みです。4日は西日本を中心に雨や雪が降る見込みです。5日から6日にかけて、雨や雪の範囲は、次第に東海や関東にも広がるでしょう。6日にかけて大雪の恐れがあります。
関東でも雪の可能性
南岸低気圧の影響で、5日から6日にかけては、普段、雪が少ない関東でも雪の降る可能性が高くなっています。関東では、5日の朝の通勤、通学の時間帯は雨や雪は降らない見込みですが、5日の午後になると次第に冷たい雨や雪が降りだす見込みです。関東では山沿いや内陸を中心に雪が降りますが、夜のお帰りの時間帯になるとさらに気温が下がるため、雪の降る範囲は広がり、東京23区でも雪の降る所がありそうです。低気圧の動きや気温、湿度の変化によっては、東京都心でも雪になる可能性があります。6日の朝は積雪となっている所もあり、積雪や路面の凍結で、通勤、通学の際の交通機関に影響が出そうです。5日のお帰りの時間帯や6日の朝の通勤、通学の時間帯は、交通機関に影響が出ることがあります。車の運転をされる方は、必ず車の冬装備は欠かせません。あらかじめ冬用タイヤを装着し、タイヤチェーンを携行するようにしてください。また鉄道や飛行機などを利用される方も、交通機関からの情報をあらかじめ確認して、早めに行動するようにしてください。
関東の天気に影響 南岸低気圧とは

日本の南の海上を進む低気圧は、南側の沿岸部を通る低気圧という意味で「南岸低気圧」と呼ばれます。南岸低気圧は発達するかどうかだけでなく、陸地との距離によって、関東への天気の影響が変わります。南岸低気圧が陸地から比較的近いコースを進むか、離れたコースを進むか次第で、雪が降るか、雨が降るか、それとも何も降らないか決まるのです。具体的には、南岸低気圧の進路が北よりだと、関東に降水域と暖かい空気をもたらすので、降るものは雨になりやすいのですが、進路が南にずれて八丈島の少し南を進むと、降水域と共に北から冷たい空気を引き込むので、関東では降るものが雪になりやすく、大雪になることもあります。一方、南岸低気圧が更に南よりを進むと、関東では雲が多いものの、降水域そのものがかからず、何も降らないことが多くなります。
慣れない大雪!お出かけ前の注意点は?

今回は、関東など、普段、あまり雪の降らない所で大雪が予想されます。そこで、お出かけ前に注意していただきたいことが4つあります。(1)時間に余裕をもって行動しましょう。歩きなれた道でも、目的地に着くまでは、普段より時間がかかることが予想されます。焦って、急ぎ足になると、転倒する危険性もあります。(2)滑りにくい靴を用意しましょう。靴底がツルツルしたものや、ヒールの高い靴は、危険です。靴底に溝がついている運動靴や、登山用の靴などがおススメです。(3)歩き方のポイントを覚えておきましょう。歩幅を小さくして、地面に垂直に足を踏み出し、重心はやや前において、足の裏全体を路面につけて歩きましょう。ゆっくりとペンギンのような歩き方をするのが、おススメです。万が一、滑ってしまったら、尻餅をつくように転ぶと、頭を打ちにくくなります。(4)両手をあけておきましょう。リュックや肩掛けカバンなどを選び、可能なら、傘を持つのも避けましょう。両手を出していれば、転んだ時でも、顔や頭を守ることができます。