英チャールズ国王、がんと診断されたことを英国王室公式SNSで公表 種類は明らかにせず

英国のチャールズ国王ががんと診断されたことを英国王室が5日(日本時間6日)、発表した。がんの種類は明らかにしていない。
同日、英国王室の公式インスタグラムが更新され、国王の写真とともに声明を掲載。「国王が良性の前立腺肥大のため最近入院された際、別の懸念事項が指摘されました。その後の診断の結果、癌(がん)の一種であることが判明しました」と明らかにした。
続けて「国王陛下は本日、定期的な治療を開始されましたが、その間、医師から公務を延期するよう勧告されています。この期間中も、国王陛下は通常通り国事行為や公的な事務手続きを行う予定です」とつたえた。また「国王は、最近の入院治療のおかげで可能となった医療チームの迅速な対応に感謝しています。国王陛下は、治療に対して前向きに取り組んでおられ、一日も早く公務に復帰されることを心待ちにしておられます。国王陛下は、憶測を避けるため、また、がんに罹患している世界中のすべての人々のために、国民の理解を助けることを願い、ご自身の診断を公表することを選択されました」と記された。
また複数の英米メディア報道によると、公務から引退し、米国に移住したヘンリー王子も、国王のがんの診断について父王と話し、近日中に英国に向かう予定だとしている。
英国王室ではキャサリン皇太子妃が1月17日(同1月18日)に腹部手術を受け、1月29日(同30日)に退院したことを公表していた。