「あなたの子宮が黒くなっている」「隣に泣いている子供が見える」と女性をホテルに連れ込んだ“しぶちかの父”が不同意性交の疑いで逮捕「亡くなった人やペットと話せることをウリにしていた」

逮捕された男は渋谷で自ら“しぶちかの父”と名乗っていたー。警視庁巣鴨署は2月6日、豊島区内のホテルで40代女性にわいせつな行為をしたとして不同意性交の疑いで、さいたま市桜区に住む占い師、成田文祥容疑者(64)を逮捕した。成田容疑者は容疑を否認している。
渋谷の地下街で“しぶちかの父”として占い師の活動していた占い師の成田容疑者が、被害女性と知り合ったのは2023年9月に行なわれた占いイベントだった。「女性は40代で、いい出会いがないかを占ってもらったところ、成田は『あなたの隣に泣いている子供が見える。その子はあなたからしか産まれたくないと言っている』『今は時間がないから後日しっかり伝える』と伝えて後日、豊島区内で会う約束をした」(捜査関係者)
成田容疑者(本人SNSより)
そして9月18日、言葉巧みに女性を誘導し、ホテルに連れ込んだ成田容疑者は、女性にこう迫ったという。「あなたの子宮が黒くなっている。マッサージしてあげる」「マッサージと称し、成田容疑者は女性の胸や下腹部を触った。さらには陰部にも指を入れたが、女性が『痛い』と言って拒否、性交はなかったとみられる。なお、成田容疑者はマッサージをしたことは認めているもの『性的な目的はなかった』と容疑を否認している」(前同)
女性の“弱み”につけこみ、ホテルに誘い込んだ成田容疑者とはどんな人物か? 近隣の店舗従業員が語る「しぶちかの父は、占い師などにありがちな独特の怪しさもなく、優しそうなサラリーマン風の見た目をしたおじさんでしたよ。出勤してきたときにペコっとお辞儀して挨拶もしてくれてました。でも占いの内容は結構変わっていて、『守護霊が見える』というありきたりなものもあれば、『未来の子供と話す』といった、よくわからないものもありました。あとはイタコ系の人だからなのか、亡くなった人やペットと話すみたいなこともしていましたね。しぶちかがリニューアルされた3年前の7月からやっていました。お客さんは1日に10人ほどで、ほとんどが女性でした」
しぶちか(撮影/集英社オンライン)
食通だったのか、本人のものとみられるSNSには寿司や海産物、日本酒やラーメンなどの写真が数多く掲載されていた。占いイベントの告知も何度もあげられており、それらによると成田容疑者は霊視占い・ヒーリングを得意としており「前世・守護霊・未来の子供からのメッセージ」を受け取っていたという。また、「自分の未来」などを予知することもできたとのことだが、自身が逮捕される未来は予想できなかったのだろうか…。
成田容疑者(本人SNSより)