馴染みの女性客をフーゾクに沈めた…“ホスト風”メンズコンセプトバー女キャストの極悪ぶり

ホストクラブをコンセプトとする新宿・歌舞伎町の「メンズコンセプトバー」の極悪女キャストが、馴染みの女性客に売掛金を背負わせて風俗に沈め、ケツの毛までむしり取っていた。
ツケ払いの売掛金を回収するため、女性客(23)に暴行を加え、売春をさせたとして、飲食店従業員の勝俣佑菜容疑者(23)が6日、売春防止法違反の疑いで警視庁保安課に逮捕された。
昨年5月上旬、勝俣容疑者は店に来た女性客をベロンベロンに酔わせ、高級シャンパンを注文させて一晩で300万円の売掛金を請求した。女性は当時、泥酔していて記憶があやふやだった。
女性は約1カ月前の昨年4月から、勝俣容疑者が勤務する新宿・歌舞伎町のコンセプトバーに通い始めた。店の従業員は勝俣容疑者以外すべて男性で、勝俣容疑者は唯一の女性キャストとして「卯月舞愛」と名乗りホスト風の格好で接客していた。
■「裏を引いてカネを稼いできて」と指示
勝俣容疑者はもともと別のコンセプトバーで店長をしていて、女性とはその店で知り合った。そして、「こっちの店でも働いているから、今度飲みにおいでよ」と誘い、女性を「沼」にはめ、売春を強要した。
勝俣容疑者は女性に「売掛金が払えないのなら、立ちんぼして稼いで」と脅し、「逃げられないように身分証を預かっておくね」と言ってスマホやキャッシュカードが入った財布を取り上げ、女性の実家の合鍵まで作っていた。さらに女性の頬にパチーンと平手打ちをくらわせ、力ずくで言うことをきかせた。
女性は昨年7月ごろから、歌舞伎町の大久保公園で客待ちをさせられるようになった。昨年10月には店にいた勝俣容疑者の目の前で、「今日明日で20万円稼がなければ風俗に飛ぶ」と返済を約束させられ、その様子をスマホで動画撮影された。
「その後、全国のデリヘルやソープランドに出稼ぎに行かされ、繰り返し売春させられた。勝俣から『裏を引いて(店を通さずに取引すること)金を稼いできてね』と言われ、馬車馬のように働かされていた」(捜査事情通)
女性は、昨年7月から12月までの間に稼いだ350万円のほとんどを、勝俣容疑者にかすめ取られ、タダ同然で体を売らされていた。
そこまでしてぼったくった飲み代を取り立てるとは、悪質ホストも顔負けの極悪ぶりだ。