佐藤二朗が『強迫性障害』を告白 綴られた内容に「発想が素晴らしい」「応援してます」

2024年2月6日、俳優の佐藤二朗さんがX(Twitter)を更新。
内容に、驚きと心配の声が上がっています。
ことの発端は、同月5日に投稿された内容。
「病。キツイ。マジでキツイ」という書き出しとともに、佐藤さんはこうつづりました。
病。キツイ。マジでキツイ。そのメンタルの病に、世の中で一番大事な「家族」と、世の中で一番大事な「芝居」を、絶対に、絶対に、侵食されぬよう、僕は生きるか死ぬかで、全身全霊で生きる。恐らくは、それしか僕の生きる道はないから。
突如『メンタルの病』を抱えていることを公表した、佐藤さん。
病状が芳しくないことを思わせる言葉を連ねながら、「家族や芝居に侵食されないよう、全身全霊で生きる」と決意を表明していました。
私生活や仕事に支障が出かねない病気であることを示唆する内容に、ファンからは続々と心配と不安の声が寄せられたのです。
佐藤さんが抱える病とは、一体なんなのか…翌6日、佐藤さんは自身の病気について、次のようにつづっています。
「強迫性障害」。小学生時に発症。あまりにキツく「memo」という映画をつくる。根治を諦め、共生を決める。が、昨夜酔い、書いたら少しは楽になると思い呟いてしまった。侵食されていい。病含め僕。病ゆえの「力」を信じよう。いつか病に礼を言えるよう。ご心配かけすみませんでした。感謝。本当に。
佐藤さんは、自身が『強迫性障害』を患っていることを告白したのです。
強迫性障害とは、自分の意志とは反して特定の考えが繰り返し浮かび、強い不安感や恐怖心が何度も襲ってくることで、同じ行動を繰り返してしまう病気のこと。日常生活に支障をきたす場合もあるそうです。
小学生の時に発症した佐藤さんは、根治を諦めて共生することを決めたのだとか。同月5日の投稿は、「書いたら少しは楽になるかも」と思っての行動だったといいます。
「病含め僕。病ゆえの『力』を信じよう。いつか病に礼をいえるように」と、病と向き合い、自らの力に変えようとする佐藤さんの強い姿勢に、多くの人が心打たれました。
・大丈夫!みんな佐藤さんのことが大好きですから。
・私も佐藤さんと同じ病気を患っています。勇気ある発信に、感謝です。
・小学生の時からだったのですね…。気を病まず、佐藤さんらしくいてください。
・病を才能に変えようとする発想が素晴らしい。応援しています。
佐藤さんのように、一見普通に見えても、病に苦しめられている人は一定数いるもの。中には、根治しにくい病気を抱えている場合もあるでしょう。
病との向き合い方は、人それぞれ。佐藤さんのように、病気と向き合い努力する人たちを、温かく支える社会を築いていきたいと、改めて思わされますね。
[文・構成/grape編集部]