見た者に衝撃与える「どん兵衛」の超絶アート、完成した絵を塗りつぶすと次の作品が現れ…

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日清食品の即席うどん商品「どん兵衛」。これを実物そっくりに模写した作品がネットで話題を呼んでいる。…が、この作品の凄さはその後にあって…。
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「こだわる所はこだわり通すが、どうでもいいとこはつい手を抜いてしまう。日常も同じ。ダメねぇ~」というコメントなどを添え、カップ麺の写実描写の動画を投稿したのはX(旧・Twitter)ユーザー・山田 めしが【絵師×調理師】さん。
まず調理前の「どん兵衛」外観が描かれたと思ったら、次々と絵を塗りつぶし、上書き状態で描かれたのは、かやくや調理前の麺が映るカップ麺の中身の図。
そして、さらに上書きで描かれたのは湯をかけるシーン。同様に、調理から完成までの経緯がすべて描写され、結果、食べ終わった容器だけが映るのだった…。すげぇ!!
#作品に性格が出るって本当ですか こだわる所はこだわり通すが、どうでもいいとこはつい手を抜いてしまう。日常も同じ。ダメねぇ~#イラスト #art #ポスターカラー#絵描きさんとがりたい #料理好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/1fKzRsR0o2
山田 めしが【絵師×調理師】 (@meshieshi) January 21, 2024

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山田さんが制作した写実的動画は、ネットで大きな反響を呼んでおり、「とても美味しそうでニマニマしながら見惚れてしまいます」「もうCMはこれでいいと思う」「根気が…ただただすごいです」と、称賛の声がファンから続々と上がっている。
また、「半分めくったフタ裏のアルミ部分に、ちゃんとお揚げが映り込んでる」と映り込みの色の変化のこだわりポイントに気づいたユーザーもおり、山田さんも「そこ!そこそこ!」とコメントしていた。
記者は、そんなステキなクリエイター・山田さんを取材した!
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本物のような超絶リアル感が素晴らしく、アニメーションのよう進んでいく調理過程が目を見張る動く今回のアート。どのようなきっかけで思いついたのか?
「普段過ごしている日常の中に何気なくあるものは、それぞれに『ストーリー』があると思っています。特に食べ物は、作る所から始まり、食べ終わるまでがその食べ物の人生というかストーリーだと思っています。今回のカップ麺のどん兵衛も、買ってきて、作って、食べ終わるまでがどん兵衛の人生。その一通りの流れを1枚の紙の上で展開させて表現してみたいと思ったのがきっかけです」(山田さん)
ちなみに山田さん自身、どん兵衛が大好きなのも理由だそう。続いて、今回の作品に込めたこだわりを聞いた。
「蓋を開けた時、湯を注いだ時、一旦蓋を閉めて5分待ってあけた時、食べていく時、それぞれ内蓋の色や容器の色をとことん変化させました。食材の映り込みを細かく再現した方が、よりリアルに表現できるんじゃないかな? と思い、一番こだわり抜いたポイントです」(山田さん)
とにかく圧巻のこだわり&世界観である。ちなみに今までこのような動いていくリアルな展開系イラストは、30作品ほど描いてきたという。

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山田さん、じつは調理師でもある。どんな料理を作るのが好きなのかも伺ってみた。
「普段は煮物を作ることが多いです。和食が好きなので…。作っていて楽しいのはとろみのある酢豚や餡かけ系、煮込みハンバーグとかテリテリしているおかずです(描いてみたいなぁって思うので)」(山田さん)
そんな山田さんは2月8日、オールイラストで仕上げた子ども向けレシピブック『10歳からのカンタンおべんとう「めし画レシピ」』(小学館刊)を出版。レシピ本として、絵本として、作品集として、子供から大人まで楽しめる内容となっており、渾身のレシピを紹介している。気になる方はぜひチェックだ。
食べ物のストーリーを巧みに表現し、観る人をワクワクさせてくれる超絶リアルな動くイラストアート。これからも絵師と調理師の二足の草鞋で、私たちの食欲を満たしてくれるはずだ。