海外旅行で息子が使用した携帯代が驚愕の99万円 電話会社が設定への注意喚起

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楽しかったはずの海外への家族旅行が、とんだ惨事で青ざめてしまう結果になった女性がいる。その体験談に「他人事ではない」と注目が集まっていることを、『AsiaOne』や『Shin Min Daily News』などの海外メディアが報じた。

昨年11月、シンガポールに暮らすリンさん(48)という女性は、14歳の息子を連れハンガリーを旅行した。
途中、飛行機の乗り換えのために2時間ほどトルコの空港に滞在。その時、リンさんは息子が携帯電話をいじっていたことに気が付いた。
無事に帰国し1週間が経った頃、契約している電話会社から「今月の請求が高額になる見込みです」といった内容のテキストメッセージを受信したそうだ。

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リンさんはすぐに電話会社に連絡し説明を求めるも、「確定した請求書が届いてから再度お問い合わせください」と言われてしまった。
数日が経ち、届いた請求書を見たリンさんは驚愕。なんとその額は「8,944シンガポールドル(約99万円)」と記載されていたのだ。
再びカスタマーサービスに尋ねたが、オペレーターたちも「理由は私たちには分からない」というばかりで、問題解決には至らなかったという。

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電話会社による調査の結果、携帯電話の国際データローミング機能がオンになっており、トルコに滞在していた2時間もの間、ずっとそれが働いていたことが判明した。
さらに息子が家族に宛て、無事にトルコに着いたことをメッセージで報告していたことも分かり、それらが原因で高額請求に至ったそうだ。
ただし、突然の事態に驚いたリンさん親子のため、電話会社は善意で請求額を500シンガポールドル(約5万5,000円)に減額してあげたという。

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リンさんは「どれほどのデータローミングを使用したかは分かりませんが、500ドルの請求なら、まだ許容範囲だと思います」とメディアに話している。
また電話会社は「このような事態を避けるためにも、ローミングパッケージのプランに加入することをお勧めしています」と注意を呼び掛けた。
世間からは「完全に親子の不注意だろ」「2時間で9,000ドルは高すぎる」など、さまざまな意見があがっているようだ。