海水浴場で消防士の死亡事故 “訓練の問題点”を整理「安全監視員を配置するべきだった」【新潟】

去年10月、新潟県柏崎市の海水浴場で訓練中の消防士が死亡した事故をめぐり、第三者委員会は2月26日に3回目の会合を開き、訓練の問題点を整理しました。

去年10月、柏崎市の海水浴場で水難救助訓練に参加していた柏崎消防署の入澤武弘さんが溺れ、死亡しました。

第三者委員会はこれまで潜水資機材の確認や訓練参加者へのヒアリングなどを実施。

26日に開かれた3回目の会合では、事故原因の特定はできませんでしたが、安全管理体制や訓練の実施方法、資機材について委員が問題点を指摘し、再発防止策を検討しました。

この中で、訓練の問題点について「安全監視員を配置するべきだった」という指摘があったということです。

【事故調査・再発防止検討委員会 小林彰 委員長】
「(訓練の際)当然、管理者はおくべきだった」

Q.安全監視員のほう?
「はい。再発防止対策に提言は出ている」

第三者委員会は3月、再発防止策の検証や最終報告書の案について議論する方針です。