新潟県“トキエア”へ約3億円の補助金「認知度向上・利用促進を支援」 2月県議会に追加提案

新潟県は2月29日、追加の2月補正予算案を県議会に提出しました。1月に就航した新潟空港を拠点とする格安航空会社「トキエア」への約3億円の補助金を盛り込んでいます。

29日の県議会で県が追加で提出した2月補正予算案。この中に盛り込まれたのが、トキエアに対する約3億円の補助金です。

新潟空港を拠点とする格安航空会社「トキエア」は1月末に札幌丘珠線の運航を始め、今後、仙台や神戸・佐渡空港などへの就航を目指しています。

今回の補助金は、高い付加価値と雇用を創出する企業の誘致などを目的とした県の既存の補助金で、路線拡大に向けた取り組みなどに活用することができます。

この日の一般質問でトキエアへの支援方針を問われた花角知事は…

【花角知事】
「会社の安定経営や路線の安定運航には、新たな利用者を継続的に増やしていくことが重要と認識している。このため、県としては引き続き、関係自治体や経済団体と連携し、さらなる認知度向上や利用促進に向けた取り組みを支援する」

一方、県はトキエアに対し、すでに11億円を超える融資を行っていて、花角知事は「金融機関と連携しながら経営状況の把握に努める」とも述べました。

県議会は3月22日に採決が行われます。