ロッテは往年の人気商品だった「コーヒーガム」と「ジューシー&フレッシュガム」を3月5日に発売する。発売当時の味とパッケージを再現したという。
「コーヒーガム」は1962年に発売され、90年頃に販売を終了。コーヒーの独特の香りが特徴で子どもから大人まで幅広い世代に人気を博した。「ジューシー&フレッシュガム」はフルーツとシナモンの香りが特徴。1970年から95年頃まで販売されていた。ロッテによると、両商品とも復活を望む声が多く「かつてこれらのガムを噛んでいた方には、当時の思い出と懐かしい味の両方を噛みしめてお楽しみいただき、今回初めて知る方には、いつまでも色あせない味わいをお届けいたします。昨今『昔のものが逆に新しくて面白い!』と若い世代の方にも人気の『レトロ』な商品。懐かしい味わいやパッケージを通して、板ガムならではの芳醇な味わい、ノスタルジックなデザインを幅広い世代の方にお楽しみいただきたいと思います」としている。
<ガム担当者のコメント>
「コーヒーガム」はお子様たちに「コーヒーを飲むという大人の体験をさせてあげたい」という、当時の研究員の思いから誕生しました。「コーヒーっておいしい!と初めて思ったのがこのガムでした」「子どもの頃、おやつにコーヒーガムをおねだりしていたことを思い出しました」など、子どもの頃の良き思い出として、お客様から多くの声を頂いています。2022年に実施した「推しガム総選挙」でも総合1位で、特に40~60代のお客様から圧倒的な支持をいただきました。コーヒーと聞くと苦い味わいを想像する方も多いかもしれませんが、お子様たちに楽しんでもらえるように、甘くてミルク感のある味わいになっています。またリアルなコーヒー感を出すために、コーヒーの粉末を実際にガムに配合しています。今回、発売当時の味わいを再現していますので、発売当時と変わらない、噛んだ瞬間から広がるコーヒーの香りをお楽しみください。「ジューシー&フレッシュガム」を発売する少し前、1960年代は、銭湯でフルーツ味の乳飲料が人気だったり、喫茶店でミックスジュースが親しまれていた時代でした。当時のフルーツガムは単独のフルーツ味が定番でしたが、ミックスジュースの人気をヒントに「いくつかのフルーツを組み合わせた味わいのガムを作る」という新しいチャレンジから誕生したのが「ジューシー&フレッシュガム」です。本商品は、様々なフルーツの香りを組み合わせながら、シナモンの香りを加えることで、特徴的なミックスフルーツ味を実現しています。今ではおなじみの「フルーツをアレンジすること」を先取りした商品なのかもしれません。懐かしい味わいを当時の思い出とともにお楽しみいただけたら嬉しいです。