家計にとっては厳しい状況が続きそうです。3月も3000品目超の食品が値上げされる見通しで、街の人からは困惑の声が聞かれました。
2月28日の新潟市中央区。
【齋藤正昂アナウンサー】
「午前11時を過ぎて、温度計は14℃を指し示すなど、気温からも春の訪れを感じますが、私たちの家計にとっては厳しい北風が吹き続けそうです」
【70代】
「私なんか年金生活だけど、(値上げが)響いてる」
【20代】
「あまり最初は意識していなかったが、家計簿を見ると、『けっこう痛いな』ということは多い」
【10代】
「どんどん値上がっていくと、買いたいものも買えなくなるかなと、ちょっと嫌」
街の人から相次いであがった、止まらない値上げへの困惑の声。
3月も食品では3000品目を超える商品が値上げされる見通しです。
オリーブオイルやごま油といった食用油は、日清オイリオが5%~47%、昭和産業が1kgあたり70円から280円。
冷凍食品では、日清食品冷凍が6%~20%、ニップンが3%~13%値上げします。
【70代】
「オリーブオイルは使っている。料理とかサラダにかけたりとか」
【20代】
「一人暮らしだと冷凍食品が便利。料理めんどくさいなとか、そういうときとかに便利だったりするので、ちょっと厳しい。きつい」
また、帝国データバンクによりますと、3月は菓子類で1カ月に値上げされる品目の数が最も多くなる見通しで、価格を維持したまま内容量が減る「実質値上げ」の傾向も見られます。
【50代】
「もうすでに小さくなっているので、見る度にすごくがっかりする。それがもっと小さくなったら、ちょっと悲しい」
【20代】
「スーパーに行ったら、子どもの分を買ったりとか。私たちも食べるけど、お菓子を買うことが多いので困る」
4月には食品の今年の累計値上げ品目数が1万を超え、去年の同じ時期と比べて、倍のペースで推移していて、家計への負担はしばらく続きそうです。