新潟と交流深めるベトナム 旧正月“テト”で街はにぎやかに! 日本と少し違う“お年玉”文化も!?

新潟県が地方都市と人材交流促進についての覚書を結ぶなど協力関係を強めるベトナム。旧正月テトを迎え、にぎわいを見せた街の様子を紹介します。

1月、延べ90億人が移動するとされた中国の旧正月・春節を迎え、県内にも観光客などが訪れ、にぎわいを見せましたが、同じ時期にベトナムでも旧正月・テトを迎えました。

こちらはベトナム・ホーチミン市のテトの街の様子です。街には正月飾りや花などを販売する屋台が並び、多くの人が行き交いにぎわいます。

ベトナムの今年の干支は日本と同じ「たつ」。非常に縁起がいい特別な年とされています。

【県国際交流員 ダムランチィさん】
「ベトナムは休日・祝日が少ない国。テトというのは毎年必ず3連休以上となる祝日だから、一番大事なイベント。日本の落ち着いた正月と違い、テトはにぎやかなのが特徴」

テトについて教えてくれるのは、県の国際交流員を務めるベトナム人のチィさんです。

ベトナムではテトの期間中、多くの国民が家を飾り付け、豚肉などをもち米で包む正月料理「バインチュン」を作って食べるなど、家族でゆっくり時間を過ごすといいます。

正月といえば定番のお年玉の文化はベトナムにもありますが、日本とは少し違うようです。

【県国際交流員 ダムランチィさん】
「ベトナム人は両親やお年寄り・友達にお年玉をあげる習慣がある」

学校の先生が教え子にお年玉をあげる光景もよく見られるといいます。

一方、旧暦の元日にあたる日に避けられていることが。

【県国際交流員 ダムランチィさん】
「元日に掃除をすると福や富が掃き飛ばされてしまう考え方がある。元日には必ず掃除をしてはいけない」

そんなテトの様子からもウイルス禍を経て、徐々に以前の活気が戻りつつある様子がわかるベトナム。

県も結びつきを強める中、交流は活発になっていきそうです。