隣人男性を刺し殺した男が逮捕 「いびきがうるさい」と責められ口論に

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アメリカで、「いびきがうるさい」と苦情を言われた男が、隣人男性を刺殺し逮捕された。『New York Post』『6 ABC News』などが伝えている。

1月14日夕方頃、ペンシルパニア州在住の男A(55)の家に、隣人男性Bさん(62)がやって来た。Bさんは約1年半ほど前からAのいびきの大きさに悩まされていたそうで、過去に何度も「うるさい」とAに直接苦情を申し入れていた。
AとBさんの家は、壁を共有するテラスハウス(長屋式の住宅)の隣同士だという。詳細は不明だが、過去に2人の間でトラブルが発生し、Aの家に警察が呼ばれたこともある。
しかもそうしたことは度々あったようで、警察のほうでも2人の間には「いびきの騒音トラブル」があることは把握していた。

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Aの話では、この日やって来たBさんは庭に面した窓を叩きながら「殺してやる」などと叫んで、施錠されていない窓を開けようとした。Aが急いで駆けつけると、網戸が壊されていたという。
AはBさんをなだめて窓越しに話を聞いたところ、いつものように「いびきがうるさい」と訴えられた。Bさんはさらに、「いびきを軽減するための鼻の手術費用を負担する」と申し入れ、話をして落ち着いたのか、最後にAに握手を求めたそうだ。
こうしたこともあってAは玄関のドアを開け、Bさんを迎え入れながら玄関先で再び話をすることに。しかし結局は口論に発展し、Aは持っていたアーミーナイフでBさんの胸や太もも付近を複数回刺した。Aが警察に通報すると、Bさんはその場から逃走したという。

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すぐに駆けつけた警察は、Aの家から15メートルほど離れた路上で倒れているBさんを発見。すぐに救急車が呼ばれて病院に搬送されるも、事件発生から4日後に死亡が確認された。
隣人男性の死亡を受けて、警察は第三級殺人罪で男を逮捕した。男は刺したことは認めているが、「隣人が攻撃してきたので、私も攻撃した」などと、正当防衛を主張している。

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Aが逮捕されたニュースが報じられると、ネット上では「文句を言われて人を刺すなどあり得ない」「病的ないびきに、アーミーナイフを所持する危険人物。近づきたくない」「被害者の睡眠を妨げた。改善の努力をしない迷惑者。刑務所で反省しなさい」などと、Aに批判的な声が集まった。
一方で、「家に入ろうと不法侵入された。正当防衛で良いと思う」「Aは悪くない。殺される前に殺しただけ」「いびきは自分でコントロールできないもの。そんなことで責められたらかわいそう」などと、同情する声もある。