広瀬めぐみ参院議員“赤ベンツ不倫”涙で謝罪「関係は事実」「一生かけ夫と家族に償ってまいります」議員辞職は否定

一部週刊誌の“赤ベンツ不倫”報道を巡り、自民党の広瀬めぐみ参院議員(57)は5日、地元の盛岡市内で取材対応し、報道を事実と認め、謝罪した。議員辞職や離党は否定。県連副会長を辞職したことを報告した。
広瀬氏は全身黒の統一コーデにメガネ姿で登場。胸には議員バッジ、左手の薬指には指輪が光っていた。
部屋ではなく、建物の階段横で取材に応じた。冒頭、深々と頭を下げ、紙の読み上げを始め「今回私の不徳の致すところにより多くの方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけしてしまったこと、まずは深くおわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。再び頭を下げた。
2月28日にデイリー新潮、29日に週刊新潮で夫とは違うカナダ人男性との複数回の不倫が報じられていた。デイリー新潮によると、広瀬氏は昨年10月、カナダ人男性と赤いベンツで東京・歌舞伎町のホテルに入り、そのまま宿泊。退室2時間後に参議院予算委員会に向かったという。
広瀬氏は「相手の方との関係については報道されている通り事実」と認め「私の軽率な行動により、学生時代から私を支え続けてくれた夫を裏切ることになり、また子供たちにもつらい思いをさせてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、家族にも謝罪。「一生かけて夫と家族に償ってまいります」と鼻をすすり、涙ながらに宣言した。
5日朝、岩手県連から県連副会長の辞職の勧告を受け取ったとし、県連副会長を辞職したことを報告。一方、議員辞職については「仕事で精進する姿を見せ、少しでも信頼を取り戻すことができるよう誠心誠意努めていく」と否定。党本部から厳重注意があったとしたものの、離党については「ございません」とこれも否定した。
3分かけて紙を読み上げた後、質疑応答に入ったが、2分半、2問を終えたところでスタッフが「お時間となりました。質問を打ち切らせていただきます」とカメラ前に立ちふさがり打ち切りを宣言。
その後、自民党が政治資金パーティー裏金事件で追及を受ける中で不倫報道が出たことについて質問が飛ぶと、「そのような状態の中、軽率な行動で迷惑をかけてしまった」と陳謝し、取材対応を終えた。
◆広瀬議員の“活動記録”
▼22年7月 参院選で初当選。
▼23年7月 松川るい参院議員率いる自民党女性局の一員としてパリ視察に同行。食事や、エッフェル塔の前で記念撮影をした写真などが、議員らのSNSに投稿され炎上。
▼今年2月28日 「デイリー新潮」でカナダ人男性と赤いベンツで東京・歌舞伎町のホテルに入って宿泊するなど不倫の様子が報じられる。
▼同29日 自身のブログで週刊新潮の報道を巡り陳謝。
▼同3月5日 報道陣の取材に応じ、謝罪。県連副会長の辞職を発表。