「忘れない」避難続ける人の思い… 東日本大震災から13年 犠牲者の冥福祈る【新潟・三条市】

東日本大震災から3月11日で13年が経ちました。現在も多くの避難者がいる新潟県三条市で献花が行われるなど各地で犠牲者の冥福を祈りました。

【記者リポート】
「避難者や市民の人達が集まってきました。まもなく13年前の3月11日、大きな揺れに襲われたその時刻を迎えます」

午後2時46分、東日本大震災の発生した時刻を迎えると、三条市では集まった人たちが黙とうを捧げました。

犠牲者の鎮魂などを願い、毎年行われているこの行事に今年は避難者や市民など約30人が参列しました。

東日本大震災では、福島第一原発事故の影響などを受け、県内へは一時9200人以上が避難。

2月末現在も1828人が県内で避難生活を送っています。

【福島・南相馬市から避難 田仲庄一さん】
「最初の年から臨時職員として市役所に勤めている。あちらの街の様子を見ると、まだまだかなという気もしないでもない」

【福島・南相馬市から避難 佐藤聖幸さん】
「忘れないことが、とにかくこの震災で亡くなってしまった人へのできること。僕は、いつか福島の実家に戻ったとき、いままでの経験を生かして、地元の復興に生かしていければいいなというふうには考えている。一刻も早くもそういった環境になればいいなと思う」