岩手県出身・小笠原亘アナがレポート、道の駅 高田松原の“今”

本日、3月11日で東日本大震災の発災から13年が経ちます。今年は能登半島でも大きな震災が起こり、今まさに被害を受けて大変な暮らしを余儀なくされている方もいらっしゃいます。まだまだ復興には時間がかかるかと思いますが、今日は、岩手県陸前高田市にある「道の駅高田松原」をご紹介します。
番組でもたびたびお話ししていますが、小笠原さんは岩手県の北上市の出身で、震災で津波の被害が大きかった陸前高田は、子どもの頃、よく行っていた場所でした。そんな陸前高田は、東日本大震災のあった日から、復興への取り組みを続けていて、津波に耐えて唯一残った「奇跡の一本松」と呼ばれる松があるのを皆さんもニュースなどでご存知だと思います。
「奇跡の一本松」はどんな場所にあるのか?
この「奇跡の一本松」は「高田松原津波復興祈念公園」の一角にあります。この公園は、東日本大震災津波の犠牲者を追悼・鎮魂し、震災の事実と教訓を継承するとともに、復興の象徴となる国営追悼・祈念施設です。広さは、およそ130ヘクタール=東京ドームおよそ30個分というとても広大な公園で、国、県、市による復興プロジェクとの一環で作られました。
公園内には、「奇跡の一本松」の他にも、津波の被害を受けた「陸前高田ユースホステル」や「気仙中学校」などが震災遺構として保存されているほか、「東日本大震災津波伝承館」、そして本日ご紹介する「道の駅高田松原」があります。
「道の駅高田松原」とは?岩手県陸前高田市を通る国道45号線と国道340号線の交差点に位置するこの場所には、元々タピック45と呼ばれる「旧道の駅高田松原」もあったのですが、津波の被害を受けてしまい、現在は震災遺構として保存されています。この「道の駅高田松原」は震災の後、2019年9月にリニューアルオープンしました。現地では、三陸地方の豊かな海の幸をその場で購入することができたり、震災後に生まれた陸前高田市のオリジナルブランド米「たかたのゆめ」を食べることができる食堂もあったり、三陸の食を満喫することができます。放送では、「道の駅高田松原」統括マネージャーの大森まことさんとお電話を繋いでお話伺いました。Q 「道の駅高田松原」ですが、年間どのくらいのお客さんがいらっしゃていますか?
大森さん「GWやお盆だと、8000~9000人ほど。年間では、70万人ほど。」Q 震災から13年が経ちましたが、街の様子はいかがですか?
大森さん「インフラや公共工事はほぼ完了したが、市民の皆さんにとっての復興はまだまだ。文化や暮らしの復興には時間がかかると思う。長い目で見ていくことが大事。」
大森さん「本来なら、牡蠣が最もおいしいと言われる時期。しかし、今年は昨年の夏の海水が暑すぎて、特に陸前高田の牡蠣は、およそ4割の牡蠣が死滅していました。そのため、本来は6月いっぱいは出荷する牡蠣が、2月末でほとんど終了・・・。」
「生わかめ」を、しゃぶしゃぶにするのがおすすめで、生わかめと一緒に、こちらの地元の老舗店・八木澤商店が作っている「君がいないと困る 極上ポン酢ゆず」というタレをつけて召し上がれ!賞味期限が数日と短いのですが、地元の人々はしゃぶしゃぶにしてよく食べている。このシャキシャキ感はこの時期だけ!」
*サッと湯通しすることで、色が鮮やかな緑に変わる!!
スー・小笠原 「シャキシャキでとっても美味しい!!」「道の駅高田松原」で購入することはもちろん、「道の駅高田松原e-station」という公式通販サイトでも購入が可能だそうで、お値段は、わかめが400gで税込337円、「君がいないと困る 極上ポン酢ゆず」が税込680円です。
スー・小笠原 「滋味深い!海の味がする!」「道の駅高田松原」で購入することはもちろん、「道の駅高田松原e-station」という公式通販サイトでも購入が可能で、お値段は、税込687円です。ということで、今日は「道の駅高田松原」をご紹介しました。東北の美味しい海の幸を購入することでも地元の支援にもつながりますので、積極的に活用していきたいですね。大森まことさん、お電話ありがとうございました!!