「同期と馴染めるか」「上司が怖い人だったらどうしよう」など、ひたすら会社の人間関係が心配でモヤモヤしていた去年の4月。筆者の会社は人間関係が良すぎてそんな悩みとはオサラバできたが、その後すぐに”家事のやる気が起きない”という問題に直面した。
シンクに1日分の洗い物をためたり、アイロンがけの時間がもったいなくてシワを見て見ぬふりをしたり……。言い訳がましいかもしれないが、慣れない仕事と完璧な家事の両立は、根っからのズボラ―である筆者には難易度が高すぎたのだ。
そこでこの記事では、そんな筆者の悩みを解決してくれた”個人的神アイテム”を3つ紹介。3点全部揃えても1万円以下というお安め価格の品たちなので、新生活のための出費額に驚いてる人もぜひ参考にしてほしい。
○米も炊ける! デカめで軽い電子レンジ対応ボウル
まず最初に紹介するのは、100均の便利アイテムから買い換えた「デカめで軽い電子レンジ対応ボウル」。キッチンが狭い一人暮らしにおいて、炊飯やその他の調理などにオールマイティに活躍するアイテムだ。
実際に筆者が使っているのは、エンテック社の「クックボール 21cm」。カタログに掲載されている公式価格は660円だが複数の通販サイトで安く販売されており、筆者はAmazonで約500円で購入した。
このアイテムの最大の魅力は、”形が単純”なこと。炊飯器がなかった筆者は米を炊くために100均で販売されている「電子レンジ用炊飯調理機」を使っていたのだが、形が複雑で洗うのが面倒になったためこのボウルに買い替えた。
100均の商品に比べてフタや米とぎ用パーツがついていないデメリットはあるものの、ラップと無洗米を導入することで問題は解決。複数のパーツを洗う手間がないので、食器洗いのストレス低減と時間短縮の一石二鳥なのである。
筆者はあまり機会がないものの、大きめサイズのボウルはちょっとしたお菓子作りやその他の自炊調理にも活躍。サイズが大きいのでかき混ぜやすく、軽量のためたくさんの材料を入れても楽に扱える。
食器洗いが億劫な人、電子レンジで炊飯をしたい人、蒸しパンやお好み焼きといった粉系の料理を作りたい人にはガチで「デカめで軽い電子レンジ対応ボウル」を推奨したい。
○ユニクロ「レーヨンブラウス」
続いて紹介するのは、ユニクロの定番商品「レーヨンブラウス」(ウィメンズ・定価2,990円)。筆者を含め、アイロンがけが面倒くさい人、ファッションにそこまでの興味がない人にとって救世主といえるアイテムだ。
ユニクロのレーヨンブラウスのすごい点が、とにかくシワになりづらいこと。
アイロンがけが済んでいないシワ付きシャツをためていた筆者にとって、このレーヨンブラウスは日常に欠かせない存在となっている。
2024年3月時点では終売となっているが、筆者はカーキやストライプのレーヨンブラウスを愛用。
現在はシンプルなカラーに加えてライトグレーやピンク、小さな幾何学模様の商品などが販売されており、仕事だけでなくオフの日に使いやすいラインアップは健在だ。
定価は2,990円だが、セールを狙えば500円から1,000円引きで購入可能。気楽に”仕事ができる社会人”風ファッションを完成させたい人は、ユニクロのレーヨンブラウスを試してほしい。
○スマートスピーカー
最後に取り上げるのは、タイマーやアラーム、リマインダーやスピーカーなどいろいろな用途で役立つ「スマートスピーカー」。小型家電を置くスペースがあまりとれない一人暮らしの家に、オールマイティなスマートスピーカーはぴったりな存在なのである。
さらに嬉しいのは、声だけであらゆる操作ができる点。「ラップがなくなった」「30秒このコーヒーを蒸らしたい」といった時にその場から動かず設定を終えられるので、作業の中断がなく全体がスムーズに進むのだ。
加えて、スマートスピーカーは社会人生活につきものであるストレスや悩みを和らげるのにも活躍。ストレス解消のためにスマホを見て夜更かしし、寝不足でさらにストレス増加……という負のループを無くすためにスマートスピーカーは実に役立った。
筆者が取り入れているストレスの対処法のなかで、特に効果を感じているのが好きな音楽をかけて早く寝ること。
スマホで音楽を流していたときはついSNSを見てしまい夜更かしをすることが多かったのだが、スマートスピーカーを使うようにしてからは、スマホにさわるきっかけがないためネットサーフィンに突入するリスクが極めて低くなったのだ。
筆者はAmazonの「Echo Dot」(7,480円)を使っているが、スマートスピーカーにはAmazon「Echo Pop」(5,980円)やGoogle「Google Nest Mini」(6,050円)など6,000円ほどで買える機種もある。
正直ディスプレイやハイスペックな機能がなくともスマートスピーカーは便利なので、初めてスマートスピーカーを購入する人はエントリーモデルを検討してはいかがだろうか。
○社会人生活は”ちょっとしたアイテム”で楽になる
ドラム式洗濯機やロボット掃除機など、SNSでは1万越えのアイテムが紹介されることが多い「新社会人へのおすすめアイテム」。
もちろん全ての品を用意できればそれに越したことはないとは思うが、そんなに高額な出費をせずとも、新生活の悩みを解決していくことはできると思う。
慣れないことばかりで、おそらく疲れることも多いであろう社会人生活。仕事やプライベートで楽しいことを見つけつつ、家事ではほどよく楽をしながら暮らしてほしい。
三山 てらこ みやま てらこ 横浜生まれ横浜育ち。グルメと深夜ラジオを愛するNPO職員(2023年4月~)。FP2級。銃弾を防ぐ少年団と、ポケットに入るモンスターも大好き。最近の悩みはアイスの買い置きが一瞬でなくなってしまうこと。 この著者の記事一覧はこちら