東急の長~い“電車風”連節バスついに運転開始 その名も「タンデムライナー」 住宅街の路線が激変!?

一挙6台もりもり輸送力増強! ってわけではないんです。
東急バスは2024年3月12日、横浜市青葉区で連節バス「タンデムライナー」の運行を4月1日から開始すると発表しました。
東急の長~い“電車風”連節バスついに運転開始 その名も「タン…の画像はこちら >>東急バスが導入する「タンデムライナー」(画像:東急バス)。
連節バスは車体が2台つながったバスで、「2つを1つにつなげたという意味の英語『tandem』」から命名。輸送力は一般的なバスの約1.8倍です。その外観は東急田園都市線の2020系電車をモチーフとしており、「青葉台駅での乗り継ぎ利用も多い鉄道との親和性を演出しております」とのこと。
投入されるのは青葉台駅と日本体育大学の横浜・健志台キャンパスを結ぶ日体大線「青61系統」です。学生、沿線住民などの利用者が多いバス路線に連節バスを6台投入することで、輸送力を確保し、利便性を維持しながら、便数などを最適化する狙いがあります。
これに伴い、青61系統を基軸とした路線再編が行われます。青葉台駅から日体大より奥(北)の緑山などへ向かう路線を短縮し、日体大への乗継を伴う路線として維持しつつ増便。さらに、この日体大への乗継は90分以内であれば2回目の運賃はかかりません。このほか周辺路線のルート変更なども行われます。
この路線再編にあたっては横浜市と連携しており、市が連節バスの走行環境整備なども行っています。横浜市は、バス利用者の減少、運転手不足などにより「現在のバスネットワークのサービス水準を維持することが困難な状況」になっているとしつつ、東急バスと連携し、「運行効率化とそれにより生じる運転手や車両などの経営資源を配分し、バスネットワークの維持・充実を図る取組を進めています」としています。