2023年の転職成功者の平均年齢は32.4歳、金融系専門職では40代以上が増加

転職サービス「doda(デューダ)」は3月4日、2023年の間にdodaエージェントサービスを利用し転職したビジネスパーソンに向けて実施した調査の結果を発表した。有効回答数は約5万件。

まず、2023年に転職に成功した人の平均年齢は32.4歳となった。男女別に見ると、男性が33.3歳、女性が30.8歳。前回の2022年調査と比較すると、平均年齢はやや上昇している。

転職に成功した人の割合を年代別で見ると、「20代後半」が最多で、「30代前半」が続いている。前年に比べて上昇幅が最も大きかったのは、「20代前半」で9.2%から10.7%であった。次いで「40代以上」が13.9%から14.9%、「30代前半」が23.6%から23.9%の0.3ptとなった。

一方で、下降したのは「20代後半」は40.6%から37.9%、「30代後半」は12.8%から12.7%という結果となっている。

転職成功者数においてはすべての年代で増加しており、全体では前回から124.2%アップであった。特に「20代前半」は144.9%と最も増加率が大きく、「40代以上」が133.0%で続いている。

転職成功者の年代別割合を職種別に見たところ、全12職種で「20代後半」が最も高いことが分かった。「建築/土木系エンジニア」は「20代前半」、「金融系専門職」では「40代以上」がそれぞれ前回から最も増加している。