担当教員の立場を利用して、相談に来た教え子の女子大生の体を触りまくるとは、とんでもないクズ野郎だ。
10代の女子大生の胸などを触ったとして、早稲田大社会科学総合学術院社会科学部助教の丸山隼人容疑者(39)が先月29日、強制わいせつの疑いで警視庁目白署に逮捕された。
■女子大生の相談に乗じてわいせつ行為
丸山容疑者は川村学園女子大の目白キャンパス(東京都豊島区)で非常勤講師を務め、「国際コミュニケーション演習」などを担当。自身も会社経営をしていて、オンライン授業を受けていた女子大生から会社経営に関する相談をされ、「直接会って話をしよう」と食事に誘った。
5月7日午後5時半から9時ごろ、丸山容疑者は豊島区の居酒屋で酒を飲みながら、店内で嫌がる女子大生のひざや胸を触り、店を出てからも路上で抱きつき、顔を舐めたり、キスしようとした。女子大生が繰り返し、「やめて下さい」と抵抗してもやめようとしなかった。
「女子大生は丸山容疑者の授業を履修していました。丸山容疑者が会社経営をしていることを知り、『私も起業に関心があり、どうやればいいか分からないので、相談に乗って下さい』とアドバイスを求めたところ、直接会うよう持ち掛けられたそうです」(捜査事情通)
調べに対し、「会ったが、わいせつな行為はしていない」と容疑を否認しているそうだが、川村学園女子大は「5月26日付で解雇しました」(学生支援オフィス)と、すでに処分。早大も「事実を確認次第、厳重に対応する」(広報課)としている。
丸山容疑者は北海道紋別市出身。早大卒後、商社に勤務。その後、国連開発計画(UNDP)東ティモール事務所、国際協力機構(JICA)バングラデシュ事務所、開発コンサルティング会社を経て、現在の会社を設立した。
中小企業診断士の資格を持ち、専攻は「国際協力論」と「中小企業論」。代表を務める「かんみん共創」のHPには〈日本企業の新規事業・東南アジア展開にかかる各種コンサルティング業務〉とある。
HPでは〈国際協力機構(JICA)をはじめとする公的機関等より累計6億円以上の海外事業にかかる受注・資金調達実績〉〈海外駐在・出張歴は累計8年間・100回以上。国内地方出張も多数経験〉などと、「仕事ができる男自慢」をしていたが、これですべてがパーだ。