無届けで樹木伐採 容疑の建設会社社長 沼田信容疑者(65)逮捕 宮城

県警生活環境課と大河原署は30日、無届けで樹木を伐採したとして、森林法違反容疑で、仙台市太白区茂庭梨野東の建設会社社長、沼田信容疑者(65)を逮捕した。東日本大震災の復興工事で需要が高まった土砂を採取するために伐採したとみて、動機を調べる。

 逮捕容疑は平成23年5月中旬から6月28日にかけて、同市青葉区茂庭の蕃山(ばんざん)で、森林法に基づく届け出を市に提出せず、約7ヘクタールの範囲で樹木を伐採したとしている。

 沼田容疑者は「市には以前届け出た」と容疑を否認している。

 県警は今年7月18日、同社事務所など市内6カ所を家宅捜索。8月7日には、樹木が切り倒されて山肌が露出した蕃山で現場検証を行った。検証で面積を測定したところ、約7ヘクタールについて違法伐採の疑いが強まった。