日本人にとって食事の際に欠かせない『箸』。箸を買う時、自分に合う箸かどうかを意識して選んだことはあるでしょうか。
箸はシンプルなつくりではありますが、自分の手に合う長さや形などを意識して選ぶと、より使いやすいでしょう。
手に合う箸の選び方について、箸専門店箸久の公式サイトからご紹介します。
箸久の公式サイトでは、箸の選び方について以下のように解説していました。
利き手の親指と人差し指で直角にした時、人差指と親指を結んだ対角線の長さを一咫と言います。
そして、この長さの1.5倍である一咫半が最も持ちやすい長さとされています。
箸久公式 ーより引用
一咫(ひとあた)半にあたる長さは手の大きさによって変わりますが、成人男性の標準の長さは23.5㎝、成人女性の標準の長さは21.5㎝とのこと。この長さに合わせて箸の長さを選ぶといいでしょう。
ただしこの長さはあくまでも目安。好みによってより長いものやより短いものが使いやすいと感じる人もいるそうです。一咫半の長さを目安として、自分の手にしっくり来る長さの箸を探すのがおすすめです。
長さのほかに、箸の重さや太さも使い勝手に影響します。以下で詳しく見ていきましょう。
箸の重さは、手や指への負担の有無に直結するもの。竹やヒバ、ヒノキなどからつくられた箸は軽く、手指に負担がかかりにくいとされています。そのため自然に使えるでしょう。
一方で黒檀や紫檀などでつくられた重い箸は、手指への負担は増えてしまうものの、丈夫で耐久性に優れています。箸をちゃんと手に持っている感触が魅力と感じる人も多いようです。
箸の太さも、人によって好みが大きく分かれてくるポイントです。
太めの箸は手が大きい人におすすめ。箸が太ければ、手が大きくてもしっかりと握れて使いやすいでしょう。
一方細めの箸は、箸先まで細かく動かせる繊細さが魅力です。例えば魚の骨を取る時に向いています。
どんな箸が使いやすいと感じるかは好みによって異なるもの。しかし、手の大きさに合っている長さや重さ・太さの差による使い勝手の違いを知ることで、より自分に合った箸を見つけられるでしょう。
自分の手の大きさや好みを意識しながら、使いやすい箸を探してみてください。
[文・構成/grape編集部]