食材や料理を温めたい時、電子レンジは大活躍。
大体の場合、熱が通りやすいよう料理にラップをかけてから、加熱していることでしょう。
もはや、電子レンジの加熱とラップはセットのような感覚かもしれません。
しかし、料理によってはラップをしないほうがいいことを、あなたは知っていますか。
家電などを扱う、日立グローバルライフソリューションズ株式会社(以下、日立)は、自社のウェブサイトで『よくある質問』を紹介しています。
その中には、温めの時にラップが必要かを尋ねる質問がありました。
日立の回答は、ラップの効果から「調理や食品によって異なる」というもの。
ラップをすると、水分を逃がさず蒸らすことができるため、しっとりと仕上げたい冷凍食品や冷凍ご飯などに向いているそうです。
また、加熱した際に汁が弾けやすい、タレのかかった食品、カレーやシチュー、肉じゃがなどの煮物にもピッタリだとか。
一方で、ラップが不要なパターンとして、以下の3点を挙げています。
カラッと仕上げたいもの
焼き魚焼き鳥天ぷらやフライ(えびやいかを除く)
十分に水分のある食品
ごはん(常温または冷蔵)味噌汁、スープ*コーンやあさりなどが入ったスープは、はじけやすいためラップをしてください。
スチームを使ってあたためる食品(スチーム搭載機種のみ)
中華まんしゅうまい焼きぞば
日立の家電品 ーより引用(原文ママ)
焼き魚や味噌汁、焼きそばなどに、ラップをかけて加熱した経験がある人は、多いのではないでしょうか。
「実はラップをしないでよかった」だなんて、驚きですね!
知っていれば、ラップの消費をもっと減らせたかもしれませんよ。
電子レンジで加熱した際、ラップのせいで料理が水っぽくなっているとは知らず、「だから出来立て以外は嫌なんだ!」と思っていた人は、目からウロコが落ちたことでしょう。
食の好みにもよるため、あらゆる料理をしっとりに仕上げたい人は、変わらずラップをしても問題はありません。
そうでない人は、日立のおすすめに従ってラップの有無を使い分けると、おいしさを保った状態で温められるはずです!
[文・構成/grape編集部]