習志野市の商業施設イオンモール津田沼で11日、食品大手カゴメによる食育イベント「不思議の畑とトマトの樹」が始まった。モール内の通路で、高さ2・3メートルの本物のミニトマトの木が観察できるほか、トマトが栽培されてジュースに加工されるまでの工程を学べる展示やクイズラリーを用意。13、14日は、ミニトマトの実を実際に摘み取る体験が無料で楽しめる。
2022年から全国のイオンモールで開催していて、県内では昨年の幕張新都心に続き2回目。
今回は液体肥料で栽培したミニトマトの木4本を、大阪府の施設から移送して設置した。買い物客たちは見慣れない木を前に足を止めると、鈴なりの実や、根が大きく広がった水槽内を観察。カゴメ社員の解説を聞くなどして、身近な野菜ながら意外に知らないトマトの生態に引き込まれた。
週末の実施に先立ち、収穫体験の様子も一部公開。参加した子どもたちは、頭の上から垂れ下がる枝に目いっぱい手を伸ばし、自らの手で摘み取る感覚を楽しんだ。参加した小学1年の女の子(6)は「楽しかった。トマトはおいしくて好き。(帰って食べるのが)楽しみ」と喜んだ。
14日まで。収穫体験には13、14日の午前10時から会場で配る整理券が必要。