『A』と『B』のどっちがクマの爪痕? 正解に「危ねぇ!」「見間違えるな」

春は、クマが冬眠から目覚める時期。
食べ物を求めて活発になっているため、遭遇しないよう注意が必要です。
足跡やフン、爪の痕など、クマがいた痕跡を発見したら速やかにその場を離れたいでしょう。
しかし、痕跡が本当にクマのものかは、知識がないと見分けることが困難です。
「シカの角研ぎ痕と、クマの爪痕の混同がよく見られるので、僕が市民向けに作ったプレゼンの一部を投下します」
2024年4月、そんなコメントとともに画像を公開したのは、北海道在住のハンターである、muttirno(@mutchi_rino)さん。
「痕が残る原理が分かってしまえば一目りょう然」だというのですが、あなたは『A』と『B』のどちらがクマの爪痕か、見分けられるでしょうか。
左側に比べて、右側のほうが荒々しく見えますよね。
また、木の傷部分がささくれ立っており、「『B』のほうがすごいパワーで傷付けられたのでは?」と思うことでしょう。
しかし、クマの爪痕である正解は…。
そう、正解は『A』なのです!
『B』の傷跡がささくれ立っていたのは、こちらの写真と同じく、シカが下から上へ向かって、角を研いでいたからなのですね。
投稿者さんによると、クマの爪痕が木にあるなら、大抵の場合クマの毛も付いているとのこと。傷跡と一緒に確認するといいでしょう。
また、クマの爪痕でなくとも注意は必要で、道内はどの山にもクマがいる可能性が高いため、山に入る以上は自己防衛が必須だそうです。
問題に挑んだ人たちは、このような感想を寄せました。
・これは覚えておきたい!
・クマの縄張り内にいると分かった時の、絶望感がやばそう。
・シカのほうが荒々しいから見間違えるな。
・なんて分かりやすさ。勉強になります!
シカの角の痕であっても、遭遇したらケガをするかもしれず、安心はできません。山菜採りや、釣りなどで山に入る際は、さまざまな危険がともないます。
山に入る時には、危険を避けるための知識を得て、道具の準備もしっかりとしましょう!
[文・構成/grape編集部]