千葉公園に「芝庭」誕生 26日グランドオープン スタバなどカフェ、人気パン店出店 BMX・スケボーコースも

千葉市が進める千葉公園(中央区)の再整備事業で、野球場跡地周辺のリニューアルが終了し、新たに誕生した賑(にぎ)わいエリア「芝庭」が12日、報道関係者に公開された。8千平方メートルの芝生広場を中心に、カフェや人気パン店などの飲食施設のほか、BMXやスケートボードの専用コースを設けた。グランドオープンは26日。
市は公園整備に民間の資金やノウハウを導入する「パークPFI」を初めて活用。公募に応じた大和リース(大阪市)を代表企業に拓匠開発(千葉市中央区)やJPF(東京都千代田区)などで構成するグループがリニューアルを進めてきた。事業費は12億5千万円程度を見込み、うち市の負担は約6億7千万円。
芝生広場のうち、千葉都市モノレール千葉公園駅からの入り口近く約500平方メートルは、来場者を出迎えるとの意味を込めて常緑芝を植えた。芝の養生のため、イベント以外で広場全てを利用できるのは7月頃になる。広場の周囲には、イベントなども開ける屋根付き広場を大小2カ所設置した。
飲食店では、スターバックスコーヒーが既に営業を開始。市内初出店の「パンとエスプレッソと」はパンの販売店(23日プレオープン)と、茶室だった旧「好日亭」を利用したベーカリーカフェを開設する。
同専用コース「パンプトラック」はコブが連続しており、ブランコをこぐ要領でBMXなどを加速させて遊ぶスポーツ施設。全長250メートルで、公式の大会も開けるという。
市は2019年にマスタープランを作成して千葉公園の再整備を実施。体育館の移設建て替えなどを終えており、今後は旧体育館やお花見広場周辺、園内の池周辺の整備を行う。