北陸 17日にかけて大気非常に不安定 竜巻などの激しい突風 短時間強雨に注意

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北陸地方では、このあと17日にかけて、湿った空気や上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となるでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、雹の降るおそれもあり農作物の管理には注意して下さい。また、局地的な短時間強雨のおそれもあり十分注意して下さい。
16日夕方から17日朝にかけて 大気の状態が非常に不安定

このあと、上空約5500メートルに氷点下18度以下の寒気を伴った気圧の谷が日本海を東進する見込みです。一方、地上では低気圧が東進、低気圧に向かって暖かい空気が流れ込み、北陸地方では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。急に「真っ黒な雲が近づいてくる」「雷の音が聞こえてくる」「冷たい風が吹いてくる」時などは、天気の急変に注意が必要です。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうによる農作物への被害、局地的な短時間強雨などには十分注意しましょう。17日にかけて、屋外で過ごす方を中心に北陸地方の雷レーダー(実況)をこまめにチェックするようにして下さい。
竜巻が接近してきたら

竜巻の移動速度は時速数十km程度のものが大半ですが、過去には時速90kmで移動したものもあります。遠くに見えてもすぐに接近してくる恐れがあるため、すぐに行動してください。竜巻は直線に進み、短時間で様々なものを巻き上げます。安全な避難を行わないと、けがをするおそれがあります。屋外で対策をする際は、頑丈な建物の物陰で体を小さくするなど、できるだけ低い姿勢で頭と首を守りましょう。車の中や物置などのプレハブ(仮設建築物)の中は危険なため避難場所とはしないようにしましょう。電柱や樹木など、突風にあおられやすいものには近づかないでください。
※番外編 17日~18日は黄砂飛来予想 交通障害にも注意

17日から18日にかけて、北陸地方へも黄砂の飛来が予想されています。視程が10キロメートル未満となる所もあるでしょう。外に干した洗濯物や車に黄砂がついて汚れる可能性もあり、対策が必要です。また、視程が5キロメートル未満となった場合には、交通への障害が発生するおそれもありますので、注意してください。