街で見かける草木や花は、見る人に癒しをもたらしてくれますよね。
しかし、中には取り扱いに注意しなければならない植物もあるようです。
道端で、このような淡いオレンジ色をした花を見たことはありますか。
※写真はイメージ
ポピーにも似たこの花は、『ナガミヒナゲシ』という外来植物。春先から初夏にかけて、花を咲かせます。
かわいらしい見た目をしていますが、多くの自治体では、自宅の庭などで見かけたら駆除をするよう推奨されていることをご存知でしょうか。
ナガミヒナゲシは、非常に強い繁殖力を持ち、ほかの植物の成長を妨げるなど、既存の生態系に影響を与える植物なのだとか。
2024年現在では、環境省によって駆除対象と指定されているわけではありませんが、ガーデニングなどをしている人は覚えておくといいでしょう。
また見た目がかわいいからといって、素手で摘もうとする人もいるかもしれませんが、それも注意が必要です。
ナガミヒナゲシには、アルカロイド性の有害物質が含まれているようで、素手で触れると手がかぶれるなどの症状が出るおそれがあるそう。
駆除をする際は軍手を付けるほか、幼い子供がむやみに触らないように、注意しましょう。
※写真はイメージ
ナガミヒナゲシに上記のような注意点があることを、知らない人は多い模様。ネットでもたびたび話題になっており、このような声が上がっています。
・かわいい見た目に子供が引き寄せられてしまうので、お散歩中とかは気を付けて!
・全然知らなかった。ずっと「きれい~!」って思っていたけど、殖力が強い植物なんだね。
・ポピーの類だと思っていた。勉強になりました。
・かぶれることがあるんだ。触らないように気を付けよう。
実際に「幼い娘がこの花を触って、手がかぶれた」という体験談もいくつか見られました。
かわいい見た目にだまされず、素手では触らないように注意したいですね。
[文・構成/grape編集部]