無印良品、環境負荷の少ない天然素材「ヘンプ」を使用した衣料品を拡大

無印良品を展開する良品計画は、環境負荷の少ない天然素材「ヘンプ」を使用した衣料品のアイテム数を拡大する。23年春夏シーズンでは合計15アイテムを3月7日から順次、全国の無印良品とネットストアで発売する。

無印良品は1980年の誕生以来、3つの視点「素材の選択」、「工程の点検」、「包装の簡略化」を守りながら商品をつくり続けている。日本でも古くから袋や縄など暮らしのなかで利用してきた馴染みのある天然素材の「ヘンプ」は麻の一種で、少ない水や肥料で栽培することができ、病害虫にも強いため農薬をほとんど使用することがないという自然に近い環境で育つ、環境負荷が少ない植物。他の麻と同様に通気性と吸放湿性、速乾性に優れている。また、丈夫な素材で生地にハリやコシがあり、洗うほどに柔らかく肌に馴染んでいく。

無印良品では21年春夏シーズンから一部店舗とネットストアでヘンプを使った衣料品の販売を開始した。23年春夏シーズンでは、展開するアイテム数を拡大し、紳士、婦人合計15アイテムを無印良品の小型店舗を除く全店舗とネットストアで販売する。

ヘンプの通気性、速乾性の高さを生かし、蒸し暑い日本の夏を過ごしやすくする、涼やかな着心地が特長。素材の持つ雰囲気を活かし、適度なゆとりを持たせたシルエットに仕上げた。紳士アイテムはシャツやセットアップにもなるジャケットやパンツ、婦人アイテムは清涼感のあるニットやシャツ、ブラウス、フレアスカートなどの幅広いアイテムを取り揃える。素材の色を生かした生成など中心にナチュラルなカラーを展開する。