加湿器は乾燥する冬だけでなく、春先もノドをいたわるために活躍します。
特に加湿機能が付いた空気清浄機は、花粉対策にもなるので重宝しますよね。
では、加湿機能は、寝ている夜間も付けっぱなしでいいのでしょうか。
大手家電メーカーのシャープ株式会社(以下、シャープ)に聞いたところ、このような回答がありました。
例えば、弊社の加湿機能付き空気清浄機は、部屋の湿度が適切になったタイミングで、加湿が自動停止します。
ひと晩中付けっぱなしでも、部屋が加湿されすぎることはありません。
空気清浄機の場合、室内の空気環境を快適に保つためにも、付けっぱなしがおすすめとのこと。
では、加湿の自動停止機能を備えていない場合はどうすればいいのでしょうか。
暖房を入れたまま寝るか、オフにして寝るかで判断するのがおすすめです。
たとえば、寝る際に暖房を付けて寝るのであれば、暖房の風で室内の空気が乾燥するため、加湿器が付けっぱなしでも加湿されすぎることはありません。
逆に、寝る時、暖房を切るのに加湿器を付けっぱなしにすると、加湿のしすぎになってしまいます。
加湿の自動調節機能がないのなら、寝る時に加湿機能や加湿器を切るなど調整してください。
部屋の湿度が上がりすぎると、部屋の中に結露が生じ、カビの原因になる可能性があるため注意しましょう。
夜間に加湿機能や加湿器を使用する際のアドバイスをお願いすると…。
就寝中に水が切れてしまうとうまく加湿されません。
水切れを防ぐために、就寝前にタンクの満水位置まで給水しておくと、翌朝まで安心して加湿できます。ただし、ご自宅の加湿器の運転モードや湿度環境によります。
※写真はイメージ
夜間に空気清浄機の加湿機能や加湿器を付けっぱなしにしたい場合、まずは自動調節機能の有無を確認してください。
もし備えていなければ、暖房を入れっぱなしにするかどうかがポイントになります。
本記事で紹介した内容を覚えておけば、部屋の加湿しすぎを防ぐことができるでしょう。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]