学ぶ、使う、得をする 75歳以上のスマホ利用 市川市が本格支援

市川市は、スマートフォンに関心があるのに使っていなかったなどの75歳以上を対象に、支援事業「スマホを学ぶ、使う、得をする」を始めた。市は昨年度から75歳以上を「ゴールドシニア」と位置づけ、バスやタクシー利用のチケット補助など積極支援を展開している。
「学ぶ」は「デジ活講座」と題し、市内15公民館でスマホの基本操作やLINE、グーグルマップの使い方、公共施設予約システムなど講師が分かりやすく説明。前期(6月下旬~9月)と後期(10月~翌年3月)があり、一人が受ける講座数は3回。定員各12人。対象は65歳以上だが申し込みが定員を超えれば75歳以上を優先する。詳細は5月4日発行の市広報紙に掲載する。参加無料。
「使う」は、初めてスマホを所持・購入する75歳以上を対象に、スマホ本体購入や関連手数料など初回総費用の半額を助成する(上限2万5000円)。購入後に必要書類をそろえて提出。スマホの買い換えは不可だがガラケーからスマホへの切り替えは有効だ。1日にスタートした。
「得をする」は「デジ活講座」受講者を対象に、1講座受講につき、4月から本格導入したデジタル地域通貨「ICHICO」を1000ポイント付与。市内の買い物に利用できる。「便利なスマホを使いこなすのに少しでも役に立てば」と担当各課は参加を呼びかけている。