似てる?八重瀬町の石彫大獅子 怪獣「キングシーサー」のモデル説 ゴジラとコラボ切手発売

【八重瀬】日本郵便沖縄支社(金城努支社長)は4月26日、1954年の第1作公開から70年を迎えた映画「ゴジラ」と八重瀬町がコラボしたオリジナルフレーム切手の販売を「南の駅やえせ」などで始めた。74年公開の「ゴジラ対メカゴジラ」に登場する怪獣「キングシーサー」のモデルが同町富盛の石彫大獅子という説があり、同町地域おこし協力隊の川口望美さん(34)、森脇夕月さん(24)がコラボを発案。同支社と制作元の東宝も協力して実現した。2人は「ゴジラの聖地かもしれない八重瀬に寄って、町の魅力を知ってほしい」と呼びかけている。(南部報道部・新崎哲史)
同町観光物産協会が運営する「南の駅やえせ」に勤務し、同町のアピールや誘客に取り組む川口さんと森脇さん。ゴジラファンが富盛の大獅子を訪れる動画を投稿サイトで見つけ「ゴジラの聖地巡礼の地になっている」と気付き、昨年12月にゴジラ切手計画をスタートさせた。
同支社の協力もあり、今年、ゴジラ誕生70周年を迎える東宝の許可を得て発売が決定した。4月27日からは県全体で実施しているスタンプラリーイベント「ゴジラ対沖縄3」(主催・リトルモンスター)も始まり、南の駅やえせも会場の一つになっている。
南の駅やえせで切手発売セレモニーが26日にあり、日本郵便の関係者や地元園児が集まった。同町観光物産協会会長を務める石川勝弘副町長は「切手を買った後、大獅子に寄ってキングシーサーと見比べてほしい」と大型連休中の来店を呼びかけた。
フレーム切手はゴジラやキングシーサー、メカゴジラらが写った84円切手5枚に富盛の大獅子を紹介したポストカード、クリアファイルをセットにして税込み2千円。那覇中央郵便局やサンエー浦添西海岸パルコシティ、イオンモール沖縄ライカム内郵便局などでも販売している。販売数は2千シート。似てる?八重瀬町の石彫大獅子 怪獣「キングシーサー」のモデル…の画像はこちら >>

八重瀬町富盛の石彫大獅子

発売記念セレモニーで八重瀬町とゴジラがコラボしたオリジナル切手をアピールする同町観光物産協会や日本郵便沖縄支社の関係者ら=4月26日、同町・南の駅やえせ