今日15日から4日間限定で開園100周年「旧芝離宮恩賜庭園」ライトアップ夜会開催、音と光のダイナミック演出に鮮やかなインスタレーション!

開園100周年を迎えた東京・浜松町の国指定名勝「旧芝離宮恩賜庭園」で15日から4日間開催されるライトアップイベント「旧芝離宮夜会~幾年(いくとせ)ひかる~」の内覧会が14日に行われ、音と光のダイナミックなショータイムがメディア向けに披露された。
この夜会イベントは、旧芝離宮恩賜庭園として一般公開される前、作庭時の江戸時代にさかのぼり、現代までの歴史と時の流れをデジタルで演出。音と光でもって約5分間、庭園全景を使って表現される。江戸時代を想起させる和楽器によるイントロから始まり、レトロモダンな曲とカラフルなステンドグラスから光が差し込むような演出で大正時代をイメージ。徐々に現代風の音と光の演出へと変わり、最後は高層ビルと伝統的な日本庭園が調和する旧芝離宮の姿を象徴するような音と光の演出でグランドフィナーレ。悠久の時を超えるアート体験が楽しめる。
旧芝離宮恩賜庭園は、延宝6(1678)年に、時の老中で後に小田原藩主となる大久保忠朝が4代将軍徳川家綱から拝領。「楽壽園(らくじゅえん)」と呼ばれる庭園を造ったのが始まり。明治9(1876)年に芝離宮となり、大正12(1923)年の関東大震災で多くが焼失したが、翌年に昭和天皇ご成婚記念として東京市に下賜され、一般公開されるようになった。夜会は今回で6回目。今年は開園100年で、作庭から346年の歴史がライトアップショーで表現されている。
ライトアップのショータイムのほか、フロアプロジェクション「大正浪漫 いろどり満月」も実施される。庭園を見守ってきた月と、明治・大正時代に西洋から伝わったステンドグラスを組み合わせたインスタレーションが鮮やか。江戸時代の大名庭園にタイムスリップしたかのような没入感を感じる光の回廊「江戸情緒 散策路」や夜会ダイニングなども用意されている。
開催は15日から18日までの4日間で、開園時間は18時30分から21時30分まで。来園には夜間観覧特別チケットが必要となる(限定数販売)。