月経痛VRで疑似体験 女性の体、最新技術で学ぶ 浦添でフェムテックの体感イベント

[Step with You 寄り添う社会へ]
最新技術を活用し女性特有の健康課題の解決を目指す「フェムテック」の体感イベント「フェムテック in Okinawa」が4日、サンエー浦添西海岸パルコシティで開かれた。
関連記事この痛み「まるで拷問」 58歳男性支社長が体験した“月経痛” | Step with ・・・[沖縄タイムス SDGs企画] [タイムスもやってみた](1)月経痛疑似体験マシン 多くの女性が悩まされている月経・・・www.okinawatimes.co.jp 生理時に使う吸水ショーツや搾乳をサポートするブラジャー、スマホで精子の活動状況を確認できるアイテムなど20余の製品を展示。来場者は物珍しそうに手に取り、スタッフの説明に熱心に耳を傾けていた。
沖縄タイムス社が取り組むSDGs(持続可能な開発目標)企画「Step with You」の一環。婦人科医の高宮城直子さんと医学博士のエリセーバ・オリガさんらが登壇したトークでは、生理や更年期の不調を感じたら我慢せず相談・受診すること、家族や職場の理解が重要との指摘が上がった。正しい生殖知識を届けるアプリなどを運営するヘルスアンドライツ(東京)社長の吉川雄司さんが、生理や妊娠について語る講演もあった。
このほか、35人の来場者が「月経痛VR体験システム」(奈良女子大、甲南大共同開発)で生理痛を疑似体験。交際女性と訪れた宜野湾市の会社員、浦崎飛(ひゅう)馬(ま)さん(21)は「おなかを抱えて動けないほどの痛み。これが毎月、数日続くと考えると、女性の強さを身に染みて感じる。彼女がつらそうな時は、今以上に思いやりを持って接したい」と話した。(デジタル編集部・新垣綾子)