【沖縄】「楽しんで学び、輝いて暮らす」をテーマに、沖縄市老人クラブ連合会(市老連)が高齢者に学びの場を提供する「かりゆしシニア大学」の第7期生の入学式が14日、同市住吉の市社会福祉センターであった。入学生は市内在住の21人で、平均年齢78.8歳。「年を重ねても学ぶ意欲は満々」と笑顔で自己紹介し、新たな学生生活に期待を膨らませた。
同大学は来年1月ごろまで、月1、2回の割合で沖縄の風習や考古学、脳と心のフィットネス、正しい電気の使い方、琉歌や川柳など多彩な科目を学ぶ。
入学生代表であいさつした同市胡屋の名幸直子さん(86)は「心の若さを保っていきたいという心境に燃えている」と力強く語った。
同市諸見里の嘉陽宗貞さん(88)は最高齢の入学生。「知識をもっと広めたい」と笑顔で話した。夫と一緒に学びたいと入学した同市泡瀬の高江洲三枝子さん(73)は「科目にある『正しい電気の使い方』に興味がある。楽しんで学びたい」と声を弾ませた。
同大学の新里八十秀学長は「いくつになっても勉強。先生方から学んだことを家に帰ったら子や孫にも伝え、これから1年間、若々しく頑張りましょう」とあいさつ。中部地区老人クラブ連合会の平安恒政会長は「琉大の入学式のように、みんな輝いて見える」と激励した。(中部報道部・吉川毅)
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