名古屋入管で体調不良を訴えたスリランカ人女性が亡くなってから2年が経ち、命日の3月6日、遺族らが追悼しました。
スリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)は2021年、名古屋入管で収容中に体調不良を訴えたあと亡くなりました。命日の6日、遺族らが名古屋市中区の寺で、死亡が確認された午後3時25分に鐘をつき、手を合わせました。
妹のワヨミさん:
「考えられないほど長い時間がかかっている。真相究明がされていないことが残念」
遺族らは、必要な医療を提供せずにウィシュマさんを死なせたとして、国に損害賠償を求める訴えを起こしていて、証拠として提出された5時間分の監視カメラの映像が、2023年6月21日と7月12日に法廷で上映される予定です。