1月18日、柏崎市の沖合で新潟海上保安部の巡視船「えちご」が座礁した事故で第九管区海上保安本部は調査で明らかになった船体の損傷状況について説明しました。
1月18日柏崎市の沖合で新潟海上保安部の巡視船「えちご」が座礁しました。
2日後に新潟西港へとえい航されたあと、船体の損傷箇所の調査や応急処置などが行われ、第九管区海上保安本部は27日に会見を開いて船の損傷状況などについて説明しました。
【第九管区海上保安本部 長谷川 真琴 総務部長】
「音測区画というところの船底部に破口があることが確認されています」
船の損傷部分は主に左舷部分。
船体の複数箇所で岩と擦れた跡が残っていて、横揺れを防ぐ装置の翼部分が2カ所無くなっていたほか、船尾にある左舷と右舷のプロペラが損傷していました。
また、船のスピードなどを観測するセンサー部分に15センチほどの穴があり、ここから海水が入り込み船底部分のスペースが浸水したとみられています。
【第九管区海上保安本部 長谷川 真琴 総務部長】
「ドックにおいてさらに詳細な調査を行うため、現在、造船業者を選定中であり、近日中に決定される予定です」
今後、県外の造船所にえい航し詳しい調査を行ったあと、船の修理が行われる見通しです。