〈新潟の天気〉1月28日から再び“冬型の気圧配置” 平地でも大雪のおそれ

石黒菖気象予報士がお伝えする〈新潟の天気〉

今週は強い寒気が流れ込みました。特に、今シーズン一番強い寒気が流れ込んだ25日は、日本海に筋状の雲がびっしり。寒気が強いほど、この筋状の雲がかかるため、強い寒気が流れ込んでいたことが分かります。

その寒気の流れ込みが次第に弱まり、27日は雲の範囲が少なくなっていました。27日の日中にかけて雪の降り方も少し弱まったのですが、また28日にかけて寒気が流れ込む予想になっています。

【27日夜以降の天気】
西にある低気圧が発達しながら、東に進むことで27日夜から再び冬型の気圧配置になる予想です。

そして、28日にかけても冬型の気圧配置が続き、25日の強い寒気ほどではないのですが、それでも平地でも雪を降らせる目安の-12℃以下の強い寒気が県内をすっぽりと覆いそうです。この気圧配置は29日まで続き、29日の朝までは、強い寒気が流れこみ続ける予想となっています。

では、詳しく見ていきましょう。

27日午後9時には、上越で雪が強く降る予想。北寄りの風が次第に強まり、28日にかけても上越を中心に雪雲が次々に流れ込み、28日午後には、中越でも降り方が強まるところがありそうです。

そして、29日になると、この上越や中越付近で風がぶつかりあうことで雪雲が発達し、雪が一気に積もるおそれがあります。午後には風は少しずつ弱まっていき、平地にも雪が降りやすくなる予想です。

〈予想最大降雪量〉
▽27日夜~28日夕方…平地50cm/山沿い80cm
▽28日夜~29日夕方…平地で最大40~60cm/山沿い60~80cm

すでに各地で積雪が増えているので、この週末は不要不急の外出は控えた方がよさそうです。

【週末のポイント】
28日から再び冬型の気圧配置になる予想。平地でも大雪となる可能性。