新潟市で同居する90代の母親の遺体を放置・遺棄した疑いで66歳の息子が逮捕されました。事件は「母親の姿が見えない」という近所の人からの情報提供により発覚したと言います。
【記者リポート】
「事件現場となった自宅周辺には規制線が張られています。事件発覚当時、母親の遺体は1階にあり、小林容疑者は2階にいたといいます」
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、新潟市秋葉区善道町の無職・小林弘明容疑者(66)です。
小林容疑者は6月初旬、新潟市秋葉区の自宅で母・ハルノさん(90代)が死亡しているにも関わらず遺体を放置し、遺棄した疑いが持たれています。
事件が発覚したきっかけは近所の人からの情報提供でした。
【近所の人】
「ハルノさんの姿が見えない」
警察によりますと、警察官が自宅でインターホンを鳴らしても反応がなかったことから、開いていた窓から家の中に入ると1階の居室で死亡しているハルノさんを発見。2階には小林容疑者もいたということです。
【ハルノさんの友人】
「去年の暮れのほうにカラオケに行って、それっきり。電話一つなかった」
【近所の人】
「(民生委員が)ピンポンを押しても応答がないし、どうしたのかなと言っていた」
小林容疑者は「間違いありません。弁解することはありません」と容疑を認めていて、警察がハルノさんの死因や事件の経緯などを調べています。